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2012.03.29

アメリカLCCの大手「ジェットブルー」で機長錯乱か?

ニュースを見て、「生命を預けた機長の心身不安定」という点で、思わず「JAL羽田沖事故」を想起してしまいました。格安航空がしのぎを削る中でこのコックピットクルー達の「日常のフライトスケジュールはどうだったのか?」「機長の挙動に何らかの前兆はなかったのだろうか?」など今後の調査を見守りたいと思います。

「格安航空」と言えば「2009年、バードストライクでエンジンが停止し、ハドソン川に奇跡の着水を果たしたのは、やはりLCCのUSエアウェーズ」「2005年同じジェットブルー社は、着陸時にノーズギヤの異常があったものの無事着陸」なども思い出します。

乗客騒然…機長が大暴れ 緊急着陸後、医療施設へ

テレビ朝日系(ANN) 3月28日(水)18時19分配信

 飛んでいる旅客機の中で、機長が突然、大暴れ。機内は大混乱に陥りました。

 アメリカの格安航空会社「ジェットブルー」の機内で27日、機長が暴れ出し、操縦室を締め出される騒ぎがありました。ニューヨークを出発して約3時間半後、機長は突然、目的地をラスベガスからテキサス州に変更します。異常な様子に気づいた副操縦士が操縦室から機長を締め出しました。乗客の話によりますと、機長はその後、操縦室のドアを激しくたたいて暴れたため、客室乗務員らによって取り押さえられたということです。旅客機は、テキサス州の空港に緊急着陸し、機長は待ち構えていた捜査官によって医療施設へ連行されました。 (C) CABLE NEWS NETWORK 2012.
最終更新:3月29日(木)1時55分

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2012.03.14

「LCC」と「安全規制緩和の流れ」とは・・・。週刊サンデー毎日」でコメント。




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日本のTPPの先触れとも言える「LCC」の登場は、アジア向け近距離国際線の分野では、「格安運賃」という点で、かつてない状況となってきました。

2月末時点でも、エアアジアX、ジェットスター、ジェットスター・アジア、春秋航空、チェジュ航空、イースタージェット、ジンエアー、、エアプサン、セブ・パシフィック、などなど。

3月からは、国内線LCCのピーチアビエーション、7月からは、ジェットスタージャパン8月にはエアアジア・ジャパンが国内各地に就航します。

こういう中で、3月13日発売の週刊サンデー毎日3月25日号で、「LCCを賢く快適に乗りこなす」特集がありました。

どこが安い・なぜ安い・・などは他の方におまかせするとして、私は、「航空の安全に対して規制緩和が格段に進んでいる」実態を指摘し、警告のコメントをいたしました。

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2012.03.11

東日本大震災で亡くなられた方々に深い哀悼の意を捧げます。

本日は、一日中、テレビを見ておりました・・・・。

「3・11は、一年経って振り返るような状況ではなく、あの一日よりも更に被害が拡大している」とまざまざと感じました。

あらためて、一国民としての責任を深く感じました。

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2012.03.05

「お知らせ」・・・最近のメディアでのコメント です。

あの「3・11」からこの11日で一年を迎えようとしています。

大地震の背景に「原発事故」。一年も経とうというのに「東北」では、被災避難への対応も進んでいないのが実態です。
更に、政府の無策・遅々たる予算執行でいまだに「原発事故」は、収束どころか先の見通しさえ定かではありません。まことに胸ふさがれる想いです。

こういう中で、「TPP」の先駆けとも言える「LCC」は、格安ぶりばかりが賑やかに宣伝され話題をさらっています。

ニッポン列島の「総合交通政策」にろくなライン引きもせずに、歴代政府・官僚が作ってきた国内98もの空港。利便性や空港機能という点において、アセアン諸国から取り残されてきた基幹大空港。「キャッチフレーズばかりがむなしく響く、「自治体任せ」の「観光政策」などなど。「原発事故の解析」同様に正確な分析と責任の所在を明らかにしなければ、短期飛躍は難しい、というのが現況ではないか、と独り思うこの頃です。

メディアは、「増税・年金を主とした構造一体改悪」と「政局」に目が集中していて、これから起きるだろう「航空の切迫した安全性」には横向きがちです。

とりあえず、「3月13日発売予定のサンデー毎日」では「LCCの安全」についてコメントしております。

また、3月6日オンエアーのテレビ朝日「中居正広の怪しい噂の集まる図書館」23:10~の中の「航空パニック」でコメントをしております。編集などがありますので、どこまでOAかは、不明ですが・・・。

お知らせでした・・・・。

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73   映画「カンパニーメン」をお薦めです。

原題「THE COMPANY MEN」という映画のお話です。

3月早々にいわゆる「国内大手が関係している国内LCC」の先駆け「ピ―チ」の運航が開始。夏には「エアアジア」「ジェットスター」。もちろん、JALANA大手も迎え打つ態勢です。
1978年のアメリカの「規制緩和」以来、航空は、産業としてボロボロです。特に、巨大な国際線ネットワークを持つ「レジェンド エアライン」・・パンナム・TWA消失・・アメリカン・ユナイテッド・デルタの連邦破産法入り・・などの問題で、人員解雇・低賃金の嵐が吹きまくりです。

そのうえ、「リーマンショック」は、一つのショーウィンドウにすぎませんが、アメリカは、マネー至上主義(いわゆる拝金主義)で、国内の鉄鋼・造船・自動車をはじめとした製造業は空洞化。自動車はその典型でした。

もっとも「GM」にオバマ大統領が公的資金を注入したことで、北米のシェアーは、トヨタ日産ホンダを迫撃中。日本メーカーは、正面は、韓国ヒュンダイに追い上げられ、アメ車にもシェアー争いで、オセロをされている有様です。「アメリカが風邪をひけば日本は高熱で寝込まなければならない」が日本であちこちに表面化してきました。

さて、こうした問題を「造船業を中核とした大会社」という場で、「思いもせぬ解雇の憂き目に会って・・・」という物語ですが、秀作だと思います。

「BenAffleck」主演「Tommy Lee Jones」好演主演かな、重厚なChris Cooper が泣かせます。あのKevin Costnerがチョイと顔を出しているのも面白い。

映画の中でも触れていますが、中流と言われたクラスから一般庶民まで「リーマン・サブプライム」→「モーゲージ・住宅ローン」「車のローン」「クレジットカード」破綻と流れてゆくさまも描かれてゆきます。

アメリカに起きていることは、日本の現実でもあり、考えさせられるものでした。エンディングもGOODで余韻がありました。

 参考ですが・・アメリカの失業率[世] アメリカの失業率の推移(1980~2011年)

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