2012.02.06

「誘導路の損壊」など国の管理する空港でも、総務省が「勧告」! ますます離発着密度を高めようという中、大丈夫なのか?

利用者の見えないところで、こういうずさんな事態が進行していました。折しも、日本の航空は、「オープンスカイ」「LCCの来襲」などで、受け身の状態、基本的な空港設備に「手抜かり」をしているようでは、不安がよぎります。

あくまで、役所(総務省)が役所(国交省)を監査している内容において、こういう結果ですから、さて、98も作った空港の隅々まで、厳しいチェックが行き届いているのか、という点でも考えさせられます。

時速400キロほどで、滑走するジェット機は、滑走路に小さな損壊などが命取りになる危険もあります。また、安全を守る「航行援助施設」などは、「最新鋭化」や「新設」を求められていることなども想起されます。

空港については、その機能性やキャパシティーだけではなく、「空港施設の安全度」についても、更に注意深く見守って参りたい、と思いました。

港湾や空港の定期点検、総務省が改善勧告

読売新聞 2月3日(金)12時30分配信

 総務省は3日午前、港湾や空港、上・下水道などのインフラ(社会基盤)について、定期点検や補修を怠っていたケースが多数判明したとして、施設を管理する国土交通、厚生労働両省に改善を勧告した
 総務省は、高度経済成長期に集中的に整備され老朽化が進む全国のインフラに関し、無作為抽出で調
査を実施。その結果、2006~10年度の間、〈1〉自治体管理の18港湾のうち13港湾〈2〉管理の9空港中5空港〈3〉下水道は19市町のうち6市町――などで定期点検が行われていなかった

 国は適切な定期点検によるインフラの「長寿命化計画」を進めているが、その前提となる維持管理の
ずさんな実態が浮き彫りとなった形だ。

人気blogランキングへ

コメント

港湾、空港に関し総務省としては「勧告」しかできないのか? 「改善命令」として出してもらいたかった。あとは改善の検証だろう。

投稿者: MINORU

トラックバック

この記事に対するトラックバックのURL:

この記事へのトラックバック一覧です:

Copyright (C) 2001 - 2004 Hideshima Issei All rights reseved.