2012.02.03

エアアジアジャパン・ピーチ・ジェットスタージャパンなど続々?「格安でも安全厳守できるのか」これからの政府指導を見守ります。

全日空系LCCのエアアジア・ジャパンに事業許可

産経新聞 2月2日(木)15時51分配信

 全日本空輸などが出資する格安航空会社(LCC)、エアアジア・ジャパンが2日、国土交通省から航空法に基づく航空事業許可を取得した。
 同社は成田空港を拠点に8月からの営業を予定しており、資本金を現在の10億円から最大50億円に増資するなど準備を進める。 同社は、エアバスのA320-200型機(180人乗り)3機を使用。国内線では8月に成田-札幌、福岡、那覇、国際線では10月に成田-ソウル(仁川)、釜山の就航を予定している。2013年末には10機まで増やす方針で、台湾や中国などの国際線や国内線への新規就航を検討する。

 運賃は5月に発表する予定で、大手航空会社の半分から3分の1程度となりそうだ。岩片和行社長は「安全、安心して利用できるLCCとして、高速バスのように使ってもらいたい」などと豊富を述べた。

関空-新千歳・那覇780円 スカイマーク限定販売 ピーチに対抗

  【産経新聞 2012/01/25 大阪朝刊 総合1面 1頁 341字】
 スカイマークは24日、3月25日に新設する関西国際空港-新千歳、関空-那覇の両路線について
、インターネットの同社ホームページで予約すると運賃が片道780円になる「WEBバーゲン」を、25日から実施すると発表した。3月31日までの搭乗分が対象で、搭乗日の2カ月前から予約受け付けを開始。運航初日分については25日午前9時半から販売する。 また、両便と那覇-宮古便で、予約時に空席が多いほど割引幅が大きくなる運賃体系を3月25~31日の搭乗分に適用する。関空発着の場合、運賃は最安で片道3800円となる。

 同様に3月から就航する格安航空会社、ピーチ・アビエーションが関空-新千歳線を開業記念価格として250円で販売したほか、同区間の通常運賃を最安で4780円としたことに対抗したとみられる


全日空系労組が24時間スト通告

  【産経新聞 2012/01/31 大阪朝刊 第3社会 26頁 222字】
 全日空グループ、エアーニッポン(ANK)の操縦士でつくるエアーニッポン乗員組合が、2月1日
午前0時から24時間ストライキをすると会社側に通告したことが30日分かった。 全日空によると、同組合には操縦士約480人が所属。交渉が決裂してスト入りすれば、全日空の国内線68便が欠航、27便が遅れ、乗客約4900人に影響する。国際線には影響がない見通し。 同組合は、4月の全日空とエアーニッポンの合併を前に、機長昇格時期などをめぐって会社側と交渉している。

成田、本邦LCC2社、第2ターミナル増築分で対応

2012年1月30日(月)travel vision

 成田国際空港(NAA)は、本邦LCCであるジェットスター・ジャパンとエアアジア・ジャパンの就航に
対し、第2ターミナルの増築分を中心に対応していく考えを示した。このほど開催した定例会見で、NAA取締役兼常務執行役員の高橋かしわ氏は、2社が国内線から就航開始することを理由とし、スカイマーク(BC)などが既に利用している第2ターミナルで対応していくとした。

 第2ターミナルの増築は2012年中の終了を予定しているが、8月にはエアアジア・ジャパンが成田発着の新千歳、福岡、沖縄線などの就航を計画中だ。こうしたなか、高橋氏は増築分を「一部でも先に使えるようにしながら対応していく」とした。一方、LCCの国際線対応については現状どおり、既存の設備の利用で対応。ただし、LCC専用のターミナル設置も含め「必要であれば規模、設備などを協議しつつ検討していきたい」考えを示した。

成田空港の国内線枠撤廃 LCC受け入れ対応 3月25日から

  【産経新聞 2012/01/28 東京朝刊 経済面 13頁 563字】
 国土交通省は27日、成田空港で一定割合に制限していた国内線の発着枠を夏ダイヤが始まる3月2
5日から撤廃することを明らかにした。成田では今夏以降、日系の格安航空会社(LCC)2社が相次いで就航するほか、来年には航空自由化(オープンスカイ)で国際線も増便されることから、地方路線を拡充し、空港のハブ機能を強化する狙いがある。 同日、国交省が千葉県成田市内で開いた地元自治体などとの協議会で説明した。国交省によると、今年の夏ダイヤで、成田の発着枠が年間23万5千回から25万回に拡大する。

 これに伴い、国内線の発着枠を約1割に抑えてきた従来の運用を取りやめ、国内線の発着回数は現在の約3万回から1万回程度増える見込み。 国際線が中心だった成田だが、新興航空会社のスカイマークが昨年10月から、成田と札幌、那覇、福岡などを結ぶ路線を順次開設するなど、国内線開設が増えている。同社は平成26年度に成田での国際線参入を計画しており、乗り継ぎの利便性を高める。 日本航空系のLCC「ジェットスター・ジャパン」と、全日本空輸系の「エアアジア・ジャパン」も、成田を拠点に国内、国際線の就航を計画する。

 国交省も、成田の離着陸のピーク時間帯の処理能力を拡大するため、平成24年度予算で監視装置の

整備費を計上するなど、アジアのハブ空港としての機能を確立する。

 イースター航空、関空/仁川線開設、片道「980円」運賃も-3月末から

2012年1月29日(日)travelvision

 韓国のLCC、イースター航空(ZE)は3月30日、関空/仁川線の運航を開始する。午前便、午後便のダ
ブルデイリーで開始する計画で、政府認可申請中だ。運航機材はボーイングB737-700型機で、エコノミークラスのみの149席とした。 ZEでは就航記念として、3月30日出発4月1日帰着と、3月31日出発の4月2日帰着について、片道980円の特別運賃を設定。ZE614便とZE611便の利用が条件で、各日50名限定。1月30日午前10時に販売を開始する。また、同日程で、片道4750円の特別運賃も設定した。通常の運賃は片道8000円で、燃油サーチャージは別途徴収する。また、LCCだが機内サービスとして、みかんジュースとミネラルウォーターの提供も実施する。 販売はZEの航空券予約・販売センターを担うPSAに加え、エイチ・アイ・エス(HIS)関西営業本部のHISコールセンターと大阪の旅行会社アミューザが実施する。ZE日本地区総代理店のOMPC代表取締役の小西一光氏によると、関西地区では旅行会社経由の販売を中心に展開し、ZEの認知向上と旅行会社との関係強化をはかる。

 また、小西氏は第3国チャーターとして関空/シェムリアップ間の就航について検討中とした。実現す

れば、チャーターを利用したパッケージ商品の造成につなげていきたい考え。

 なお、ZEは現在6機のボーイングB737-700型機を保有しており、2月には7機目を導入する予定だ。関

空/仁川線の詳細な運航スケジュールは下記の通り。

▽関空/仁川線 運航スケジュール(3月30日~、ダブルデイリー)
ZE612便 KIX 11時10分発/ICN 13時00分着
ZE614便 KIX 16時15分発/ICN 18時05分着
ZE611便 ICN 08時45分発/KIX 10時25分着
ZE613便 ICN 13時50分発/KIX 15時30分着

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コメント

一外航勤務者さま
コメントありがとうございます。
歴代政府にコスト削減のために「規制緩和」を散々求め続けた航空経営も、「運賃」や「オープンスカイ」で、産業としての存立を危うくされている光景ですね。
利用者の立場から見ても、「良質の安全と快適性」はこれをチェックする機関もなく、宙に浮かされており、憂うべき事態でもあります。

航空も政策の動向如何で、進む方向が決まってしまいます。貧弱かつ日本の置かれた実態からかけ離れた航空政策になんら改善の動きが見えないことで、弊コメントも渋りがちな昨今です。
またの、ご意見お待ちいたします。

投稿者: hideshima issei

債権放棄と公的資金で再生を果たしたJALの安売りが凄まじい。公示運賃でも残席連動型とはいえ、今冬の欧米長距離線の最安値は3万台、ANAはおろか外航各社も躊躇なく追随。これではまるでLCCの様相です。何か狂ってるとしか思えません。この業界早く足洗った方がいいと思う昨今です。

投稿者: 一外航勤務者

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