2012.01.17

イタリア豪華客船座礁!遅れた「脱出・誘導」!航空機とて・・。

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まるで「タイタニック」の現代版のような信じられない事故が起きました。

「海事」にしろ「航空」にしろ、事故やトラブルは、信じられない状況下で起きるものです。

過去の「多くの事故」がそのことを私たちに教えています。

問題は、こうした事故の際でも、旅客の「いのち」を守るために最大限の判断が下される「体制」が備えられていたか、という点にあるように感じます。

航空に関わる者として、「格安運賃・LCC」の嵐のなかで、「警告」を受けているようにも感じます。

遅れた避難、高まる疑問 イタリアの豪華客船座礁
      2012.1.15 22:40 (共同)

 イタリア中部沖のジリオ島付近で13日に豪華客船が座礁し3人が死亡した事故では、なぜ避難が遅れ被害が拡大したのか、なぜ経験豊富な船長が島に近い航路を取ったのかといった点に、乗客らから疑問が噴出している。 AP通信などによると、乗客は発生から45分もの間「電気系統に技術的問題が起きた」としか知らされなかった。この間、船底に入った亀裂から一気に海水が入り、船体が大きく傾いた。座礁が明らかになってからも適切な避難指示はほとんどなく、救命ボートの準備も遅かったと多くの乗客が証言している。 船長がジリオ島に客船を近づけ過ぎたことが事故の一因とされているが、10年以上のキャリアを持つベテラン船長が島に近い航路を取った理由も明らかになっていない。 地元検察当局者は事故原因についての徹底調査を明言。既に拘束した船長以外の関係者についても調べる方針を示唆している。(共同)

イタリア座礁船から乗客乗員置き去りで船長避難か
                        2012.1.15 23:26 [海難事故・水難事故]

 イタリア中部沖のジリオ島付近で13日夜、地中海クルーズ中のイタリアの豪華客船コスタ・コンコルディア(乗客乗員約4200人)が座礁し3人が死亡した事故で、地元検察当局は15日、船長の身柄を拘束し、過失致死などの容疑で取り調べを始めた。 船長がジリオ島に客船を近づけ過ぎたため、船体の左側を岩礁にぶつけて穴が開き、浸水したとみられている。また、この船長は救助を待つ乗客乗員が大勢残っているにもかかわらず避難していた疑いもある。 ANSA通信によると、乗客11人と乗員6人の計17人と依然、連絡が取れておらず、当局は潜水作業員を投入し船内に取り残された人がいないか調べている。(共同)

イタリア豪華客船座礁・転覆事故 救助された日本人乗客、船内の様子を生々しく語る

                     01/15 11:55 FNN

イタリア中部の沖合で13日、乗客・乗員あわせておよそ4,200人を乗せた豪華客船が座礁・転覆した事故で、救助された日本人乗客が、FNNの取材に対し、どんどん水が入ってきて、船内がパニック状態になった生々しい様子を語った。
救助された日本人乗客女性は「1回、バーンという衝撃があって、結構な衝撃だったんですね。(スタッフに)『マダム、早く起きて。ライフジャケット着て』と(言われ)、その人が着せてくれて。あ、これはただごとじゃないんだなと」と語った。
「コスタ・コンコルディア号」は13日、ジリオ島沖で座礁、停電し、浸水が進む様子を乗客のカメラがとらえていた。
救助された日本人乗客は、着の身着のまま飛び出し、何とか脱出できたと語った。
救助された日本人乗客は「タイタニックの事故の時みたいに、水がバーっと入ってくるから、水の中歩いて。みんな助かりたいっていうのがあるから、われ先にっていう感じで」と語った。
船には、乗客・乗員あわせておよそ4,200人が乗っており、ロイター通信によると、少なくとも3人が死亡、およそ40人と連絡が取れなくなっていて、救助活動が続けられる中、日本時間15日午前、新たに韓国人の男女2人が救出された。
事故原因は、いまだ明らかになっていないが、地元検察当局は14日、船長の身柄を拘束し、過失致死などの容疑で調べを進める方針。
(01/15 11:55)

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