2011.11.07

CAのマニュアル、パイロットのマニュアルとは・・・。

~マニュアルとは~~

ipadと共に航空機乗員・乗務員の「マニュアル」が話題になっています。

簡単に言えば、「規定」なのですが、マッハに近い速度で「多数の旅客」を乗せて飛ばす航空機には、単なる「規定」を越えた「安全上」の「運航規則」が必要です。

そうした規定類を集めたものが「マニュアル」です。パイロットが持っているフライトバッグの中身は、かつてはそうしたマニュアルを携行していたものですが、最近は、機内に備え付けのものができたり、一部は、コックピット内コンピューターで呼び出すこともできるようになっているようにも聞いています。

とはいうものの、何事も予定通りにはいかない、のが天候などに常に左右される航空ですから、「ルートマニュアル」などは、必携です。

パイロットは、もちろん、「整備」も「客室乗務員」も、「航空法」の下にエアライン各社で作られた運航規程「OM」「AOM」「…オペレーションズマニュアルがあり、航行中(ブロックアウトからブロックインの航行中)は、機長による安全上のすべての判断は、このマニュアルに戻って下されています。

そのため、こうした基本のマニュアルは、運航上の各社における「憲法」として解釈されています。また、各フライト毎には、「ルートマニュアル」・・チャートと呼ばれています。・・・という必携マニュアルもあります。

更に運航の現場は「ガイダンス」と言われるようなアメリカ「FAA」からのサーキュラー、機体メーカーからのはじめ各種インフォメーションが、膨大な情報として認識しなければなりません。

 今回の「CAに対するipad全員配布」まではゆかなくても、当然、一定の電子化がされているようです。

しかし、テロ対策上の「セキュリティー」は、厳重を極めたものでなければならず、システムの構築・ipad化などへの方向性は、エアラインを問わず、検討が進められていることと思います。

~~~客室乗務員CAのマニュアル概要は、次回に・・・・。~~~

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