2011.11.12

新鋭「787」に、もうトラブル・・。「フェイルセイフ」が機能して、怪我人なし!

10月1日に定期運航が始まった新鋭ドリームライナーにトラブルが発生しました。あわや、「胴体着陸・ベリーランディング」も、あり得る事態だっただけに心配しました。

まずは、このトラブルで「怪我人なし」で「ほっ」としました。

航空はもともと、・・トラブルに対しては、すべての交通手段の中でも手厚いダブルでの押えのシステムを装備しています。

「フェイルセイフ」といいますが、どんなにコンピューター化されていても、こうした装置が作動するように設計されていますので、多少の計器表示誤動作などだけでは、大きな事故に発展するケースはまれともいえます。

「車輪が出ない」時は、「手動で」などというリカヴァーのシステムは、何十年も前から厳しく規制されてきました。


~~~なのになぜ?~~という点では、不安な要素は、「革新的なコックピットの計器システム」や「初号機」など

という条件下で「3年に渡るデリバー遅延」を取り返すために「トライアル期間」を縮めてはいないかという問題です。            

~~~この時、機長やCAは・・どう動いたのか~~

「バードストライク」や「太平洋上でエンジン停止トラブル」「着陸時に主脚車輪が出ない」などの体験をしてきた筆者にとりまして、この事態で「PAX…旅客」への対応は、どのように行われたのでしょうか、関心のあるところです。

全日空787型機、初トラブル 主脚出ず着陸やり直し 【産経新聞 2011/11/07 大阪夕刊 第2社会 10頁 222字】  6日午前8時50分に岡山空港に到着予定だった羽田発の全日空651便(ボーイング787型機)が着陸体勢に入った後、操縦室内に主脚の不具合を示す表示が出たため、着陸をやり直していたことが7日、分かった。

 同機はいったん高度を上げ、機長が手動で格納庫のドアを開けて主脚を下ろしたところ、表示が消えたことから約20分後に着陸した。 乗客乗員249人にけがはなかった。

 787型機は全日空が世界で初めて導入した最新鋭機。 1日に国内就航してから初めてのトラブル。

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コメント

マスコミの取り上げ方が各社ともざまあ見ろといった風潮で気持ち悪いニュースでした、儲かって仕方が無いJALからはお金が、国交省からは規制や指導が出ているのでしょうか?

投稿者: hideki&yumiko

soraさん 投稿ありがとうございます。ブログ正面で紹介させていただきました。

投稿者: 秀島 一生

手動で、というのはあまり正確な報道ではなく、脚扉の油圧機構を作動させるための、バルブかなにかの電気系統に不具合が生じたため、オルタネートの開閉機構を作動させた、ということだと思いますが。

新鋭機だからこそ、熟成されていないが故の不具合が出るのでしょう。新鋭機をいちはやく導入するエアラインは、そのリスクを負うことになります。

投稿者: sora

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