2011.09.02
利用者の選択で「安全快適な日本の空」は、守れる可能性も!!
大規模仕入で「安売り」を仕掛けても、消費者が動かない場合もあるという教訓にもなっているように思えます。
空でも、アジアの「LCC」、欧米の「アライアンス」で「黒船来襲」と言われていますが・・・。国民の「安全」をメインにしたエアライン選択がされることを期待いたします。
英テスコ、日本撤退 「つるかめ」含め売却へ
朝日.2011.9月1日
英スーパー最大手のテスコは31日、日本市場から撤退すると発表した。首都圏で129店を運営していた事業を売却する。ほかのアジア地域に経営資源を集中することにしたという。 129店は「テスコ」、小規模店の「テスコ・エクスプレス」のほか、「つるかめ」ブランドのスーパーもある。同社は「売却先は決まっていない。プロセスは始まったばかりだ」(広報担当者)としている。各店の営業は、今後数カ月はテスコが続けるという。
テスコは2003年に日本に進出した。その際、中堅スーパー「つるかめ」を運営するシートゥーネットワークの経営権を株式公開買い付け(TOB)で取得し、傘下におさめた。
テスコのフィリップ・クラーク最高経営責任者(CEO)は声明で「日本では十分な規模のビジネスを打ち立てることができないとの結論に達した。成長を促して利益を改善する方針に沿うよう、アジアでのさらに大きな事業に注力することを決めた」と述べた。
テスコは14カ国で約5400店を展開している。アジア事業にも力を入れており、日本のほか、中国、韓国、マレーシア、タイに約1400店舗がある。
英証券会社シモール・ピアースのアナリスト、カルバート氏は「十分な利益が出ていなかった事業の売却は株式市場から歓迎されるだろう。日本はこれからも利益を上げるのが難しい国のままだろう」と述べた。
●外資系スーパー苦戦世界の小売り大手は00年から次々と日本に進出し、業界では「黒船襲来」と騒がれた。資金が豊富な海外資本は、大量購入で価格を下げ、日本での事業拡大に自信を持っていたが、思うように伸びていない。
象徴が00年12月から8店を出した世界2位の仏カルフールだ。食品などで細かい品ぞろえが求められる日本の「特殊性」に苦しんで利益が出ず、05年に全店をイオンに売却、撤退した。
世界首位の米ウォルマートは02年にスーパー大手の西友に出資し、05年に子会社化したが、西友の純損益は08年12月期まで赤字が続いた。「毎日特売り」を打ち出したが、日本の消費者になかなかなじまなかった。
商社の流通担当幹部は「日本では小さなスーパーも大手の傘下に入らず、独自性を保とうとする。資金力にものを言わせる『資本の論理』が通じず、勝手が違ったのだろう」とみる。
(有田哲文=ロンドン、斎藤徳彦)

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