2011.05.05
ビンラディン容疑者は、殺害時は非武装だった・・・・。
オバマ大統領がビンラディンを殺害した(Killed)とメッセージを発し、アメリカ国内は歓喜の声があがり、支持率が向上したと報道されています。
Good evening. Tonight, I can report to the American people and to the world that the United States has conducted an operation that killed Osama bin Laden, the leader of al Qaeda, and a terrorist who’s responsible for the murder of thousands of innocent men, women, and children (ホワイトハウス公式サイトより)
しかし、国連のピレイ人権高等弁務官は「米国はすべての対テロ作戦で国際法を尊重すると主張してきたはずだ」と人権上の非難の声をあげています。
オバマ大統領は、アフガニスタン・イラクからの撤退と言う面では、区切りをつけられたと言う側面と、一方で、アメリカ国内世論と中東全体を含む国際世論とのはざまに立たされることとなり、一面では難しい舵取りとなると見られています。
ビンラディン容疑者は殺害時は非武装 米大統領報道官
朝日.2011年5月4日
カーニー米大統領報道官は3日の記者会見で、米軍特殊部隊が国際テロ組織アルカイダ指導者のオサマ・ビンラディン容疑者を急襲した際に、同容疑者が「武装していなかった」と明らかにした。オバマ米大統領は同容疑者が降伏しない限り、殺害することを許可していたという。米政府はこれまでビンラディン容疑者と米軍とが銃撃戦になり、一緒にいた妻を「人間の盾」にしたと説明していた。カーニー氏は非武装の同容疑者が「抵抗した」と述べたが、詳細には触れなかった。
一方、パネッタ米中央情報局(CIA)長官は3日、米NBCテレビで「オバマ大統領から殺害の許可を得ていた」と言明。「同容疑者が両手を上げて降伏の意思を示せば拘束していたが、そうならなかった」と述べた。
この作戦についてホルダー米司法長官は3日、米議会下院司法委員会で「あらゆる面で合法かつ正当」と証言。だが、国連のピレイ人権高等弁務官は「米国はすべての対テロ作戦で国際法を尊重すると主張してきたはずだ」とし、殺害を前提とした作戦に疑問を投げかけた。(ワシントン=望月洋嗣)
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