2011.05.02
「オサマ・ビンラディン殺害」というニュース・・・。
ビンラディン容疑者殺害:米軍ヘリ急襲、銃撃40分
毎日新聞 5月2日 2011
【ワシントン白戸圭一】
01年9月の米同時多発テロの首謀者として米国が指名手配していた国際テロ組織アルカイダの最高指導者、ウサマ・ビンラディン容疑者(54)殺害について、オバマ米大統領は1日夜(日本時間2日午後)、国民向けの緊急のテレビ演説で死亡を確認し、「正義は達成された」とアルカイダとの戦いの成果を強調した。
パキスタンの首都イスラマバードの北約60キロのアボッダバードで1日、ビンラディン容疑者が家族と潜伏していた建物を米軍特殊部隊が急襲。殺害して遺体を収容したと発表した。
オバマ政権高官によると、少人数のチームがヘリコプターで潜伏先の敷地に入った。作戦は約40分間続き、抵抗したビンラディン容疑者側との間で銃撃戦となった。ビンラディン容疑者と息子、身の回りの世話をする男性2人、「盾」になった女性1人の計5人が死亡し、女性2人が負傷した。米CNNテレビによると、ビンラディン容疑者は頭を撃たれて死亡した。米側に負傷者はなかった。
米政府によると、潜伏先の特定は容疑者の身の回りの世話をする男性の割り出しから始まった。身柄を拘束したアルカイダ要員らの供述などから、約4年前に男性の特定に成功。約2年前、男性が活動する地域を絞り込み、昨年8月、アボッダバードの富裕層地区の建物に住んでいることを突き止めた。
建物は05年に建設された3階建てで、有刺鉄線付きの塀(高さ約3.6~5.4メートル)に囲まれており、、敷地の広さは周辺の邸宅の約8倍もあった。警備が厳重な割には、電話やインターネットの通信回線が敷設されていないなど不審な点があった。米中央情報局(CIA)の無人機などが位置情報を確認することを防ぐ目的があったとみられる。
情報当局は昨年8月、建物にビンラディン容疑者と家族が潜伏している可能性をオバマ大統領に報告。今年3~4月にかけ計5回開催された国家安全保障会議で情報を精査、大統領は先月29日、急襲作戦を決断した。
米政府高官はビンラディン容疑者の遺体について「イスラムの伝統に照らして扱う」と述べたが、AP通信は米当局者の話として、容疑者の遺体を引き取る国を見つけることが困難なため、遺体は海に流されたと伝えた。
またオバマ政権高官によると、作戦に当たって米政府は機密保持を徹底し、パキスタン政府には作戦終了後に説明した。オバマ大統領は演説前に、ブッシュ前大統領、クリントン元大統領に作戦の結果を報告した。ブッシュ氏は「テロとの戦いは続くが、米国は今夜、どれだけ時間がかかろうとも正義は成し遂げられる、との明白なメッセージを送った」との声明を出した。
一方でオバマ大統領は在外公館などに「アルカイダが我々への攻撃を続けることは疑いない」とテロ警戒を求める一方、「米国はイスラム教と戦っているのではない」と、イスラム教徒に理解を求めた。米政府は海外に渡航する国民にも「報復テロ」への警戒を呼びかけた。
パキスタン男性、ビンラディン殺害作戦をツイッターで「実況中継」
http://jen.jiji.com/jc/eng_afp?k=20110502026916a
【サンフランシスコ2日AFP=時事】
パキスタンのアボタバード在住の男性ITコンサルタントが1日、国際テロ組織アルカイダの指導者ウサマ・ビンラディン容疑者を殺害した米軍事作戦の様子を知らぬまま簡易ブログ「ツイッター」で伝えていたとして、インターネット上で注目を浴びている。(写真はツイッターのロゴ)
男性は未明にヘリコプターがホバリングする騒音にいらつき、「私が巨大なはえたたきを手にする前に、ヘリはうせろ」と「実況中継」を開始。窓を揺さぶる爆発、ヘリが墜落してある一家が犠牲になったらしいこと、兵士らが付近を封鎖し1軒1軒捜索している様子などを立て続けに伝えた。
その後、男性はこの騒ぎが、オバマ米大統領が発表したアボタバードでのビンラディン容疑者殺害作戦であることに気付き、「おお、私はウサマへの攻撃だと知らないままブログで実況中継していた」とつづった。
男性のコメントは他のツイッター利用者によって再投稿され、男性の元へはメールやメディアからのインタビュー申し込みが殺到。フォロワーは1万5000以上に上った。ただ男性は「ここではツイッターを使う人がいないので、注目を集めことを誰も分かっていない」と述べ、自身については、作戦が始まったときにたまたま起きていたツイッター利用者だとしている。 〔AFP=時事〕(2011/05/02-20:36) ワールドEYEランキング
~なにか・・・違和感・・・!?~
ワシントンでもニューヨークでも・・・若者たちが熱狂している様子がTVで大々的に報じられました。
また、オバマ大統領のスピーチは、「正義は、成し遂げられた」というようなややはしゃいだ雰囲気さえ感じられました。
「拘束」したのではなく、はじめから「殺害」を目標とした、ということも報道されています。
9・11でご子息を失った日本人のご夫妻が「勝ったも負けたもないのに、なぜあんなに歓喜するのだろうか」というコメントを聞きました。アメリカ報道に、なにか違和感を感じたのは私だけではないのだ、と思いました。
私にとっても、かつて乗務をしていた頃、あのトレードセンターすぐそばのホテルに泊まり、朝はあのビルに新聞を買いに行っていました。
9・11のその折は、最初のビル突入を報道では、「小型機が衝突」というものでしたので、TV各局に、「あれは、B737~767クラスの民間ジェット旅客機である」と伝えました。
あれから10年。その後に「アフガニスタン」「イラク」の戦争があり、中東・アフリカの民主化まで、事態は連綿と続いています。
今後の大国の「資源争奪競争」という思惑や民族・宗教上の相違からくる対立や腐敗した政権への不満など「争い」の火種は、根本的に解決されていないままです。
オバマ政権にとって、ガソリン価格の高騰、サブプライム・リーマンショック後の経済不振、失業率の拡大、拡大したままの軍事費など「再選」へ向けて支持率も降下しており、この問題を、ひとつの区切りとして「アフガン・イラク」から撤退して軍事費を削りたい。クリーンエネルギー政策へまわしたい、という意向は、良く見えますが、
アメリカには、「殺害によるリベンジ」ではなく、できれば、「身柄拘束をして、世界の前で裁く」ことをして欲しかった」と思いました。
更なる「テロ」誘発を防ぐために・・・・。

コメント
ウサマ・ビンラディンを殺害するように指示を出しました。
この経緯については、小説仕立てにして記述しました。
”原作「エシュロンキラー」”という小説で、
アルファポリス(http://www.alphapolis.co.jp/)
の第4回ミステリー小説大賞(2011年7月1日
~31日)にエントリーしいます。
宜しかったら、アルファポリスに市民登録して、
”原作「エシュロンキラー」”を読んでください。
そして、”原作「エシュロンキラー」”に投票してください。
直リンクは、http://www.geocities.jp/internetshow2000/index.htmlです。
投稿者: 名無しのコン太
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