2011.03.31

不審な「スカイマーク」の定期便運休!

この大震災に当たって、陸路も海路も断たれたときに、航空は重要な足としてその使命を果たしてきたことと思います。

航空関係者としては、国費投入してでも、もっとボリュームを重ねていただきたいという思いは、あるものの、JALは、山形・花巻空港を増便、ANAは、一度は撤退した福島空港行きを復活させたりして、精一杯の健闘をしているようにも感じます。

このさなか、「スカイマーク」は?と言えば、なんと「茨城空港を発着する定期便をすべて欠航」としています。3月30日から4月3日までです。

報道によれば、欠航理由は、「原発事故の影響を考慮して、エンジンの洗浄や部品の点検をするから・・・」ということです。

?????何を考えているのか、さっぱり理解できません・・・。

「スターフライヤー」では、コスト削減のために外国人パイロットを雇用していますが、以下の実状も報道されています。

仮に、運休の内情が同種のことであれば、「不安を煽る」ような「運休理由」は厳に慎むべきではないでしょうか。航空関連業界では、そのような意見が出ています。

スターフライヤー羽田―北九州、来月102便運休

2011年3月25日  読売新聞

 航空会社スターフライヤー(北九州市)は24日、4月に運航を予定していた羽田―北九州間の700便のうち、102便を運休すると発表した。

 同社によると、福島第一原発の事故を受けて日本への渡航自粛勧告を出す国が出ており、海外で休暇中の外国人機長5人が戻れない場合、機長の人繰りがつかなくなる恐れがあるという。「直前に運休にすると、利用者に迷惑をかけるため」と説明している。

 同社では、すでに外国人機長2人が同じ理由で3月中に日本に戻れず、22日以降、羽田―北九州間で1日1往復が運休している。

スカイマークが茨城便欠航へ 原発事故でエンジンなど洗浄
スポニチ 2011.3.28

 スカイマークは28日、茨城空港を発着する1日6便の定期便すべてを、30日から4月3日まで欠航すると発表した。福島第1原発事故の影響を考慮し、エンジンの洗浄や部品の点検をする必要があるためと説明している。

 同社によると、30日から羽田空港で、保有する18機すべてのエンジンを洗浄するほか、茨城空港に置いてある交換部品も点検や洗浄をする。「念のための措置」としている。

 欠航するのは札幌線と中部線、神戸線の各1往復で、5日間で計30便。茨城空港以外の路線の欠航予定はない。

人気blogランキングへ

コメント

この大変な時期にボーナス出すとか言っちゃう航空会社のほうが問題ありかと思いますが。

投稿者: JANA

トラックバック

この記事に対するトラックバックのURL:

この記事へのトラックバック一覧です:

Copyright (C) 2001 - 2004 Hideshima Issei All rights reseved.