2011.01.20
JAL 経営体質も ロゴ並みにあらためられるか?
鶴丸のロゴに復刻、ということがメディアに大々的に取り上げられました。
「鶴丸」から「破綻に至った」ロゴまで、体験してきた者として、少しく嬉しいものがあります。
一方、この際過去を振り返れば、「ロゴ」変更は、全職場では、誰の意見も聞かれず、一部の者の「昇進への手柄」として莫大な費用をかけて行われてきたものでした。
同時期に、壮大豪華な「御殿のような本社屋」なども強行建設されたことも思い出します。ANAなどこれだけ伸びてきていても「汐留」で賃貸ビルにオフィスを構えている事を見れば、いかに思い上がっていたのかが鮮明になります。
JAL本社は、野村不動産のものとなり、JALロゴも外されたという哀れな始末になっていると聞いています。
さて、「世界一の安全とグッドサービス」を売りにしてきた鶴丸です。
経営の内容は、大丈夫なんでしょうか?中味です。
まさか、破綻のA級戦犯・西松前社長が日航財団の理事長で居座っていたり、「特定労働組合との癒着」の根っこが残っていたりしないでしょうね、と心配です。
ものを言う現場を一掃したかったパイロット・CAの「整理解雇騒動」も「特定労組癒着」の延長線の出来事です。好意的にみれば、稲盛さんには、理解できていないものと思えます。ちなみにこれまでJALは、大田区で「労働法違反のデパート」と言われてきました。恐らく数十件あった「不当労働行為など労働法違反裁判」は、すべて敗訴しているのではないか、と記憶しています。
「整理解雇」裁判もメディアの目の届かないところになりますが、敗訴となる可能性が高いのではないでしょうか。
「社員を大事にしてこそ旅客を大切にできる」という外国エアラインの立場も今一度味わってみては・・・と感じます。
「新生JAL」のシンボル 「鶴丸」ロゴ復活を発表
J-CASTニュース 2011.1.19 18:47
日本航空(JAL)は会社更生法の適用申請から丸1年が経った2011年1月19日に開いた定例会見で、11年4月1日から「鶴丸」のロゴマークを復活させると発表した。同社は11年3月末に会社更生手続きの終結を目指しており、新ロゴマークを「新生JAL」のシンボルにしたい考えだ。
「鶴丸」は、1959年に採用され、ボーイング747の垂直尾翼に大きく描かれるなど、高度経済成長期の「JALのシンボル」として定着。だが、02年の日本エアシステム(JAS)との統合を機に機体デザインが一新され、08年6月に「鶴丸塗装」は姿を消していた。
翼の部分の切れ込みが深く太くなる
鶴丸ロゴを発表する稲盛和夫会長(左)と大西賢社長(右) 記者会見で大西賢社長は、
「創業当時にあった、『自ら切り開く挑戦の精神』、つまり初心に立ち戻る。この意を込めた。かつて鶴丸は、国際社会で挑戦と成長を続ける日本の品格・信頼感、パイオニアスピリットを象徴するものだった」
と狙いを語る一方、「今、鶴丸を採用することは、過去への回帰や、復古調の印ということでは決してない。『再生』ではなく『新生』JALをつくっていく、この思いをロゴマークに込めた」
とも述べた。08年まで使用されていたロゴに比べて、「出来るだけスピード感、どっしりしている感じを表現したかった」(大西社長)として、翼の部分の切れ込みが深く太くなり、「JAPAN AIRLINES」の字体も、「前に進む感じを出したかった」(同)として、ゴシック調に変更された。ロゴ変更にかかる費用は明らかにされなかったが、機体の塗装時期が来た際に新ロゴに塗り替えるなどして、費用を抑えたい考えだ。
また、10年末に整理解雇されたパイロットと客室乗務員(CA)計146人が、解雇は無効だとして地位の確認を求めて1月19日昼に東京地裁に提訴した問題では、稲盛和夫会長が
「私自身も、『何とかならないか』と自問自答したが、一度した(更生計画の)約束を反故にすることは再生のためにプラスにならない。訴訟になっても、誠意をもって皆さんと話していきたい」
などと理解を求めた。なお、10年12月は、11月と同水準の営業利益(連結ベースで約130億円)を計上する見通しも明らかにされた。

コメント
トラックバック
この記事に対するトラックバックのURL:
この記事へのトラックバック一覧です:
Copyright (C) 2001 - 2004 Hideshima Issei All rights reseved. p>