2010.06.04

あのときの「北野監督」

6月2日記事の続きです。

その時は、北野監督もやや退屈をしていた状況で、今から考えれば、私にとっては、とっておきに幸運な時間でした。二人だけで1時間ほど、北野監督作品についての話をしたのです。

、私は、たまたま作品をすべて鑑賞していたこともあり、話と言いましてもあれこれと批評がましい感想を述べさせていただきました。なにしろ、北野ファンではあっても、後に「世界の北野」になるとは想定もしていなかった訳ですので、随分大胆なことを言っていました。

その時は、19××年の夏でした。それまでの作品は、下記の4本。

●その男、凶暴につき(1989年)
●3-4×10月(さんたいよんえっくすじゅうがつ)(1990年)
●あの夏、いちばん静かな海。(1991年)
●ソナチネ(1993年)

「その男、凶暴につき」と「ソナチネ」は、「迫力と生きざま」で関連する視点ですが、私がその頃、更に感動していたのは、「あの夏、いちばん静かな海」でした。

セリフが殆どない、なかでどうしてあんなラブロマンスが描けるのだろう、という感想をあれこれおしゃべりしたのです。

また、監督ではなかったようですが、私から見ると「なにこれ・・・。」というパリで撮影された出演作品について、突っ込んだ質問までしてしまったのを憶えています。

そのときの「ありゃ、失敗だね。なにしろ・・・×××・・・。」と語っていただいた内幕も忘れられません。

そして、少し間があって、カバンから「英語のポスター」を取り出して、唐突に「これ、かっこいいだろ。1枚しかないんだけど、あげるよ。」と・・・・。

「家宝」の由来でした。

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