2010.01.19

「国」と「歴代経営陣」の責任はどう取るのか?これが国民目線です。

1月19日、日本航空は東京地裁に会社更生法の適用申請を行いました。西松社長は辞任、2月1日に稲盛和夫氏が会長として就任する予定です。また、政府声明として菅副総理が「安全に運航できるよう政府としてバックアップして行く」旨発言しました。

政府・国交省」の責任は、うやむやにできない

自動車の対米輸出自主規制などとからまって、アメリカからの航空機の売り込みは暗黙の了解として多くのアメリカ製航空機を購入することとなりました。こうした外的要因を受けて、航空機が離発着できる航空機滑走路を至急に作り出すことが課題ともなり、空港整備特別会計を使った「地方空港滑走路のジェット化」と「一県一空港」の整備実施が行われました。

現在は、採算性のない空港に乗り入れをするかどうかは、、エアラインの裁断に委ねられるようになってはいるが、平成10年までは、国交省が調整する仕組みになっていたため、JALの場合、半官半民であったこと、他路線の発着枠認可権限を握られていることなどから、「不採算路線でも就航せざるを得ない」こととなり、今に至っています。

こうして生まれた「赤字」の累積は、一兆円を越すともいわれています。政権の交代があろうがなかろうが、国家として一企業に与えた「損失」は、賠償・補償すべきことであり、現在の公的資金投入のうちの大半(最低でも一兆円ほど)は、「申し訳ありませんでした」の謝罪と共に支払われるべき債務といえます。

また、日本全土の総合交通体系の中で、航空の果たす拠点としての地方空港という位置づけを度外視した「行政の責任」は、うやむやにされることなく明確にされなければなりません。「国民目線」とは、こういうことでありましょう。

[日航 歴代経営陣の犯した大罪の責任は、どうするのか。]

1986年~1996年・・・・・・・・・・・・ドル先物固定184円で11年予約2200億円欠損

2007年・・・・・・国際貨物カルテル価格違反の罰金172億円・・・・・・・・・・・・・・・・・

2008年・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・燃油ヘッジ予約で2093億円の損失・・・・・

1980年代・・・・ニューヨーク「エセックスハウス」はじめとして17の海外ホテル展開、ハワイ「コーリナ」リゾート開発、HSST開発、貨物航空JUST破綻などで970億円以上の損失、清算は1998年に行った。

歴代乱脈経営を引き継いだ西松社長も燃油予約ギャンブルで2093億円の損失を出し、2006年の「社債公募増資」で1485億円を集めたものの、香港で株操作が行われ「インサイダー取引」があったとの報道もあります。

西松社長は、もちろん、大赤字を倍加させた「JAS統合」を強行した歴代経営陣の無能乱脈経営は、もはや隠すことはできなくなりました。政府は、この責任をどういう形で取らせるのでしょうか。

税金は、こうした経営陣の犯した罪によって、使われることになることをもう一度社会国民に、明らかにして、示しをつけるべきではないでしょうか。

本日は、TBS「ひるおび」11:00~13:00の中でコメントいたします。12時ごろにスタジオ生放送でお話致す予定です。

ラジオは、06:20ごろ、「BAY FM」に生出演でお話します。

       

  

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コメント

りつく様
投稿ありがとうございました。
国の代表たる政府が、利用者から徴収した税金を使って航空政策を誤り(99もの地方空港を作り出し、1987年まで半官半民であった「航空会社」に莫大な赤字をかかえさせ、更に地方自治体に対して未来にまでわたる負担を強いている)ことを批判し、その責任を取ることを求めることは、利用者国民の目線以外何者もないと考えております。また、日本航空経営陣の放漫経営については、この目で見てきており、「存命する生き証人のひとり」でもあります。更に、当時中枢内部にいたものの証言も保有しております。2兆3千億円債務の責任は、辞任だけで済むものではないという立場に立っていることはご推察のとおりです。「りつく」様も氏名を明らかにされ、公開でお話できるようでありましたら、いつでも対応させていただきたいと思います。また、国内線については、緩和され続けてきた安全規制を厳しくしたうえであれば、「りつく」様ご指摘のようにJALでなくとも、どこのエアラインでも良いと考えております。しかし、発着枠の許認可を握るのは、国交省ですから、不公正のないよう改めてゆくべきことはブログでも縷々述べております。では、またのご投稿をお待ちいたします。

投稿者: 秀島

JALがなくなっても、ANAとスカイマークとAir Doとスターフライヤーが飛んでくれたらそれでよいのではないでしょうか。

>>「国」と「歴代経営陣」の責任はどう取るのか?これが国民目線です。

勝手に「国民」を代表しないでください。あなたはいつから、「国民」の代弁者となったのか。

投稿者: りつく

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