2008.08.19

23年目の「8月12日」を迎えて・・・。   無念の犠牲者に替わって疑問を明らかにすることが私たちの務め。

~「事故原因について再調査すべき」と申しました。~

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<8月12日放映のTV朝日「スーパーモーニング」のインタビューにて>

あの衝撃のJAL123便墜落大事故から23年の歳月が流れました。航空関係者、といっても直接運航に携わっている者の間では、事故調査委員会のあり方や「報告」については、首を傾げざるを得ないというのが圧倒的な感想でした。

その後、「ボイスレコーダー」が公開されるまで、月日を要しましたが、公開後疑問がさらに深いものとなりました。

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要約致しますと、

●重大な「急減圧」は、本当にあったのだろうか。

●垂直尾翼・APU(補助動力)が吹っ飛ぶような機体後部の大損傷は、後部圧力隔壁が破裂したためとされているが、もしそういう事態があったとすれば、「機内の乗客・乗務員の何名かは外部に吸いだされたりする。(アロハ航空事故の例のように)

また、パイロットも酸素マスクを着用しているはずである。高度にもよるが、急減圧発生時は5秒以内にマスクを着用しないと低酸素症に陥り、失神する恐れがあるために厳しいマニュアル化がされている。

また、機内は?といえば減圧時には、水蒸気が発生し、霧が立ち込めたようになるはずである。

●犠牲者となられた乗客の皆さんの残された写真からでは、そういう光景も見当たらない。

●また、ボイスレコーダーに残されたコックピットと管制官とのやりとりから検証しても、トラブル発生直後でも「酸素マスクをして交信」した形跡もない。

など、「解析の結果」からは、説明のつかない問題がでてきています。

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私は、現役乗務時代に「ニューデリー」「モスクワ」「クアラルンプール」「羽田沖」とJALの4大事故をまじかにしました。そして乗客の皆様とともに少なくない先輩友人後輩をも失いました。悲しみは生涯忘れず、たまたまその航空機に乗務しなかったことで生存している者は、なくなられた方たちになり代わって、「安全を保障できる航空」にしなければならないと誓いました。

世界に1000機以上飛んできたと言われている「ジャンボ機」に同様なこと「隔壁破裂で墜落」が起きていないことなどからも、史上最大の犠牲者を出した「御巣鷹山事故」の真の原因を突き止めねばならないと思います。

その為に必要な「第一歩」は、東京湾に沈んでいるままと言われている垂直尾翼の大部分の徹底再捜索(進化した捜索科学を総動員して)、「ボイスレコーダー」をすべて公開して調査の対象とする、事故調査委員会の構成は、パイロット・整備・客室など現場で実際に飛行機を運航している者を含めること、一切を公開で調査する、ことなどです。

これは、遺族の皆様の願われる「再調査の要望」ともまったく一致する問題と思えます。

以下の画像は、2005年5月にJALジャンボ機で発生した「急減圧」です。与圧装置の故障から発生したもので、8千メートルの降下をしましたが、その機内の様子は「御巣鷹墜落の123便の機内模様と大きな差異は見えません。」「隔壁破裂」という事態の断定は、この点からも、疑問に感じます。

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機内の空気が与圧されて機外へ排出される図です

                                       8千メートル降下した

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↑2005年のJAL便「急減圧」 2005年5月 乗客撮影

1985年JAL123便事故機の機内

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Cf_5                                                                   ニューデリー・モスクワ・クアラルンプールという三大事故後、

「安全運航に祈りを込めて」というのが社内の絶対的憲章 でした。

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