2008.01.19

BA機ヒースローでクラッシュ!

Logical_volume_identifier79_2

Logical_volume_identifier89_2

~トリプルセブンが?原因は、「バードストライク」とも・・。~

1月17日午後0時40分(日本時間17日21時40分9ごろ、ブリティッシュ エアウェーズ(BA)のボーイング777型機が、ロンドンヒースロー空港着陸時に、ランウェー手前の芝生にタッチダウンし、クラッシュしました。左右の主翼付け根部分の損傷、メインギア6輪×2の12輪は、衝撃で散乱しものの、着地点が柔らかな地面であったことが幸いし、出火は免れたようです。負傷者18人はいずれも軽症、犠牲者を出すことは免れたようです。

目撃者からの情報もあり、英「テレグラフ」社や「BBC」放送は「バードストライク」の可能性を示唆しています。目撃者の言では「地上120メーターほどのところで、機は突然滑空状態になって下がっていった。」というものもあります。

仮に、バードストライクであった場合でも、このトリプル7機は双発エンジンですから、片側がアウト(エンジン停止)となっても、充分正常な着陸ができますが、2発ともアウトになった場合、ハイドロ(油圧装置)で動く補助翼装置が動かなくなり、着陸は、かろうじて電気で動く「水平尾翼・昇降舵」の操作のみで機体を操らねばならなくなりますから大変です。

事故調査を待つしかありませんが、現在時点での推論は、こういう点にありました。

~バードストライクが原因なら・・・。~

日本では、2006年に1233件ものバードストライク事件(エンジンへの鳥の吸い込み)が報告されています。雀やツバメ程度の小鳥の場合は、エンジンに大きなダメッジを与えるまでには至りませんが、がん(ワイルド グース)や鴨。カモメなどの大型の水鳥になると、エンジンのブレード破壊んつながり、エンジン停止を余儀なくされることになり、危険な事態も生まれます。「遠いロンドンのこと」とは言っていられない面もでてきます。

~私も、「バードストライク」を体験・・・。~

私は、現役乗務中に数回体験しましたが、もっとも大きかったのは、バンコック・ドンムアン空港離陸時のものでした。機体は、DC-10.深夜に東京へ向かう便でした。ランウェーを離陸し、上昇中に突然機首からみて左のエンジンから「ドン!」という爆発音らしきものが聞こえました。上昇中ながらキャップテンにインターフォーンで連絡。「すぐコックピットに来てくれ」との応答でした。事態は1番エンジンに「バードストライク。エンジン停止」でした。

キャプテンは、アナウンスで冷静に事態を乗客に伝えました。「パニックが起きないよう、後は、チーフにまかせる」という進行でした。

乗客には、「これから3~40分かけて、燃料を排出し機体を軽くします。その後、空港に戻ります。この機は、あと二発のエンジンがあり、こうした事態のためには、パイロットはよく訓練されておりますので、何の心配もありません。」とアナウンスと客室乗務員全員の奮闘で、理解を得ることに成功しました。パニックなどゼロでした。

そして首尾よく「バンコック空港」に着陸いたしました。

以下は、1月18日のTV朝日「報道ステーション」でコメントした抜粋です。

Logical_volume_identifier97

人気blogランキングへ

コメント

バードストライクと言う言葉、初めて知りました。
私は素人ですが、飛行機が好きな者です。これからも勉強させて下さい。

投稿者: Kim

コメントを書く






トラックバック

この記事に対するトラックバックのURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/26612/17744351

この記事へのトラックバック一覧です:

Copyright (C) 2001 - 2004 Hideshima Issei All rights reseved.