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2007.02.28
JAL労組が無断で客室乗務員の個人情報を!
~「沈まぬ太陽」を地で行く?~
2月27日発売の「週刊朝日3月9日号」では、以下のニュース内容が報道されました。簡単に言えば、特定の労働組合に個人の同意もなく「客室乗務員7000人の個人の情報」を提供していたと言うことのようです。それも「思想信条」「支持政党」「性格」「交友関係」といったことまで詳細にわたっていたということで、大きな問題となっています。
JALの「安全とサービスを回復するには、社内が一丸となることが必須」と言われている一方で「社内に8つもの労働組合があるのは、なぜ?」という「疑問」も段々おおやけに解明されてくる傾向にあるようです。
山崎豊子さん著作のベストセラー「沈まぬ太陽」を地で行く実態とも受け止められます。
少しこまかく申し上げますと、客室乗務員7000人の個人情報を取得しているということは・・・
★JAL労組(JALFIO)客室乗務員支部の組合員だけではなく、日本航空キャビンクルーユニオンの組合員の個人情報まである程度正確に収集できていることになります。これは「特定の労働組合の活動に利するように情報を提供している」と問われる内容であるとともに、明解な「本人の同意を得ず不必要な情報を集めることを禁じた個人情報保護法」違反です。
★また、その情報の中味が「管理職」によって口にすることも恥ずかしいような「人権侵害にも及ぶメモがついているようです。もともとJALは「不当労働行為のデパート」という不名誉な記録もありましたが、事実とすれば、おぞましいことです。
★「ANAとJAL」の経営体質の違いのもっとも大きな部分が「明らかに」なってゆくのでしょうか。もっとも、逃げることなくこういう40年来の「膿や澱」をきれいに整理することができれば、「確実に信頼は回復できる」のですが・・・。さて、・・。
★ちなみに冬柴鉄三国土交通相は27日の閣議後会見で、「思想信条や政党支持、病歴など(を集めること)はとんでもない話だと思う」と述べたようです。
<JAL労組>無断で客室乗務員の容姿などの情報集め…流出
2月27日12時12分配信 毎日新聞日本航空の最大労組「JAL労働組合」(1万500人、石川茂一委員長)が、7000人以上の客室乗務員について、支持政党や容姿など不必要な個人情報を無断で集め、内容を外部へ流出させていたことが分かった。本人の同意を得ず不必要な情報を集めることを禁じた個人情報保護法の施行(05年4月)後も収集を続けていた。同労組は「集める必要のない情報が含まれ、法律の趣旨も理解していなかった。おわびしたい」としてデータを削除した。
同労組によると、個人情報の収集を始めたのはパソコンが組合に導入された96年ごろから。会社から提供を受けた客室乗務員の名前、住所、電話番号、職位に加え、労組が独自に病歴や支持政党、容姿、性格、交友関係などを追加し、支部の代表者などに保管させていたという。会社側は「所定の必要な個人情報以外、労組に一切提供していない」としている。
冬柴鉄三国土交通相は27日の閣議後会見で、「思想信条や政党支持、病歴など(を集めること)はとんでもない話だと思う」と述べた。【長谷川豊】
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元JASのMD機にまたもトラブル!
あらためて説明しますと、JAL・JAS統合の結果、JAL便でも当然元JAS所有の機体が運航されています。JASの主力機であった「MD=マクドネルダグラス社製」機材は、MD-81、MD-87、MD-90というもので、元JASの路線で使われています。
MD-81,87型は、JAS時代からエンジンなど各種のトラブルもあり、かつ使用年数も約20年経過しており、最近の「JAL中期再建プラン」でも、予定より1年前倒しで退役させることが発表されていました。 なお、今回のトラブルは、比較的新しいMD-90に多く見つかったと言うことでは、航空機は必ずしも機齢だけでは判断できないことも示しているようです。
MD-90機影 「JALHPより」
日航機 配管に亀裂 MD90型機など9機
2月25日 産経新聞日本航空のMD90型機など9機で、機体尾部のエンジンから主翼にある凍結防止用装置まで空気を送る配管に亀裂が入っていたことが24日、分かった。うち1機は今月17日、関西空港に緊急着陸するトラブルを起こしている。日航は9機の部品を交換するとともに原因を調べている。
日航によると、亀裂が見つかったのは、エンジンから取り込んだ空気を送る直径12センチの配管と配管をつなぐコネクターと呼ばれる接合部分。
配管は機体尾部のエンジンから取り出した高圧の熱い空気を主翼に送るもので、凍結を防ぐ役割をしている。凍結すると飛行が不安定になるなど支障は出るが、即、墜落につながることはないという。
緊急着陸したのは花巻発関空行き2620便。近畿上空で火災警報灯が点灯したため、17日午後0時7分、関空に緊急着陸した。亀裂は接合部分を1周しており、配管がずれ落ちていた。
この接合部の亀裂から空気が漏れ、周りの断熱材がちり状に舞い上がり、煙のようになったため、火災警報灯が点灯したものと分かった。
さらに日航が他のMD90型機15機を調べたところ、7機に亀裂が見つかった。またMD87型、MD81型機計23機中、1機に同様の亀裂があった。亀裂は小さなもので周囲の6分の1、大きなものは1周していた。
日航は接合部分の溶接に問題があった可能性もあるとみて、メーカーの米ボーイング社とともに原因を調べる方針。
◇
【用語解説】MD90
MDシリーズは米マクドネル・ダグラス社(米ボーイング社に吸収合併)が1960年代から開発した短距離用小型ジェット機DC9の後継で、エンジンが機体尾部に2基あり、丁字形の垂直尾翼が特徴。95年に就航したMD90は、低騒音の高性能エンジンを搭載し、標準座席数は166と初期のDC9の2倍近くまで大型化した。ボーイング社のホームページによると113機が製造され、日航と経営統合した旧日本エアシステム(JAS)が95年に16機を導入した。
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「整備の海外委託」指摘通りの実態が・・・。
~シンガポールに続き「中国」でも整備ミス~
JALは、これまで公に「安全にかかわるようなコストカットはしない。」旨の発言をおこなってきました。しかし、こうした建前とは、裏腹に、つい最近の「中期計画」(中期再建プランとも呼ばれています)では、西松社長が「自前主義は排する」とも言っています。これは、わかりやすく説明しますと、「自前つまり自社整備はコストがかかるので、これまで以上に子会社へ委託、海外への外注を増やしたい」という表明です。
金融機関への手前ということを、多少割り引いても、「JALの運航・整備の安全がどんな状況におかれているのか」をリアルに捕らえていないものと思えました。
記憶に新しいことですが、2005年12月には「左右のエンジンを逆に付けたまま、8ヶ月/2700時間も飛行を続けていた」事が判明しました。エンジンを逆に装着するほうもするほうですが、整備上がりした機体をチェックしても気がつかないという整備レベルについて「信じられないような事件」でした。シンガポールの外注先Sasco社での整備でした。こうした問題を抱えながらも、整備の海外外注率に特段の減少も見られない中、今度は中国「アモイ」での整備に次々にミスが発見されました。
JALは、いま「安全運航への旅客からの信頼感」を取り戻すことが、最優先課題とされています。コストだけに目を向けた「整備の海外外注化」は、「内容とボリューム」について改めて見直しすることが、必要なのではないでしょうか。
日航、補助翼部品付け忘れて運航 海外整備委託先がミス
朝日新聞
日本航空が整備業務を委託している中国・アモイの整備会社「TAECO」が1月、日航のボーイング767型機の整備の際、旋回に用いる補助翼の操作の伝達経路にある微細な金属部品を付け忘れたことがわかった。2月1日に見つかるまで約2週間に64回発着していた。
06年春ごろにはボーイング747―400型機の複数ある燃料タンクの1基の内部にマニュアルのコピー十数枚を置き忘れた。燃料が完全に注入できないことから発覚したが、機体が引き渡された06年5月から9月まで227回運航した。 日航や国土交通省によると、いずれも飛行の安全性に支障はなかった。
整備業務の海外委託は世界中の航空会社が進めている。TAECO社も国交省の認定を受けた工場で、各社が委託。日航も品質担当者を派遣している。
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2007.02.25
この時、客室乗務員は?
2月20日に起きた鹿児島空港での出来事ですが、旅客が降機する際に、先任客室乗務員(いわゆるチーフパーサー)に「折りたたみナイフを見せて「セキュリティーなんて宛てにならない」旨をアピールしたとのことです。その後、空港警察に届け出たのですが、旅客を捕捉できませんでした。
客室乗務員の主たる任務は、「保安要員」です。まして、責任者がこの事態に直面したにもかかわらず、「旅客の掌握」を何ひとつできなかったため、「警察」はじめ「空港」としては「当該旅客の乗り継ぎの可能性」などを考慮し、遅延便なども出た模様です。
客室乗務員のあり方、先任客室乗務員の経験度・判断能力などが問われる問題でもありますが、この路線の特性、社内体制などを調査中です。
お願い : 「ブログランキング」 をクリックしていただければ幸甚です。
男がナイフ見せ逃走=空港到着後、機内で-鹿児島
2月21日配信 時事通信20日午後7時50分ごろ、鹿児島県霧島市の鹿児島空港で、「男が客室乗務員にナイフを見せて逃げた」と、空港内の警備派出所から県警霧島署に連絡があった。同署員が空港内を捜したが、見つかっていない。けが人はなかった。
調べでは、男は50代ぐらい。同日午後6時10分ごろ、鹿児島・奄美発の日本航空3736便(乗客140人)が到着後、飛行機のドア付近で客室乗務員に折り畳み式のナイフのようなものをちらつかせ、そのまま歩いて逃げ去ったという。
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ABOUT パイロット
~あれこれ②~
華やかさ・制服のかっこよさ・高給というイメージは強いものがありますが、パイロットの生活というのは、あまり知られていない気が致します。
フライトとフライトの間で、シュミレーターによる訓練、デイリーで更新されるマニュアルの差し替え整備、フライト前は、次のショウアップ(出勤時間)から12時間遡って「アルコール摂取は厳禁であり、夕食前の一杯も制限されています。また、機長ともなると「管理職扱い」ですから、一緒に飛ばない部下(コーパイロット)の人事的管理もあります。日夜変わる技術革新への学習も不可欠。毎日規定の操縦をしていればよいというほどたんじゅんではありません。フライト前日は、空港ごとに違うアプローチのチャートを頭に叩き込んでおかねばならず、いわゆる「予習」もミニマム必要です。簡単に言えば、休日でありながらゆったりと過ごす休日には、ならないのが実状でしょう。
また定期的健康チェックも大変厳しいものがあり、視力や内臓疾患(特に心臓関係)などに少しでも異常があれば、たちまち「乗務」から降ろされてしまいます。日常の「健康管理」は「安全運航」の要でもあり、家族の神経も通常の地上勤務者を超える気遣いが必要です。
先日、久しぶりにおはなしをした、かつての後輩(CA)がパイロットと結婚して生活をともにしていて、「あれだけフライトを一緒してきたパイロットでしたが、これほど神経を使った生活をしなければいけないなんて思わなかった」と述懐しておりました。
私が乗務をしていた折には、多いときは、500名からの人命を預かる職務、できるだけ良い環境で「操縦できる」ように心を砕いたものでした。
今日は、パイロットの生活の一端に触れてみました。
「毎フライトに命をかける」「熟練と日々の修練」仕事へのプライドを傷つけ、信頼感にかげりを呼ぶ「盗聴事件」が報道されました。個人的とはいえ、利用者に与えるショックは大きなものがあり、まことに残念な出来事です。
JAL機長を逮捕=交際の客室乗務員宅に盗聴器-「気持ち知りたかった」・警視庁
2月23日13時1分配信 時事通信交際相手で日本航空の客室乗務員の女性の部屋に盗聴器を仕掛けたとして、警視庁玉川署は23日までに、同社機長野村昌弘容疑者(39)=東京都豊島区駒込=を電波法違反容疑で逮捕した。調べに対し「どんな気持ちで自分と付き合っているのか知りたかった」と話しているという。
調べでは、野村容疑者は2002年6月から昨年11月までの間、交際していた同社の客室乗務員の都内の部屋に盗聴器を仕掛けた疑い。
盗聴器は東京・秋葉原で購入。女性の家の近くに車をとめて、5、6回にわたり、車内から盗聴していたという。
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2007.02.20
”JAL中期計画へのコメント”に!
去る2月20日号の「週刊SPA!」よりのインタビューを受けて、修正に動く「JAL中期計画」略称「JAL中期再建プラン」について、誌上にコメントを致しました。
再建をめざすというプランは、
☆「西松社長が自らの年収をこの1年間960万円とする。」「役員個室は廃止する。」
「役員上席でも黒塗り専有車はやめて、電車通勤とする。」
などは話題性を、を呼ぶことになりました。お暇な折には一読戴ければ、幸甚でございます。
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2007.02.14
ABOUT パイロット
~あれこれ①~
私が現役で「飛んで」いた頃のことです。パイロット(機長・副操縦士)航空機関士は、コックピット クルー
、客室はキャビンクルーと言っておりました。日本語では、一般的に「乗員」「乗務員」という表記です。同じクルーでも片や、コックピットは「機械」が相手、他方は旅客という「ヒューマン」が相手という違いがあります。この辺で、「気質」の違いは大きく、同じ「クルー」同士でも操縦室のドア一枚隔ててのコーディネーションはフライト毎に、気を使うものでした。
例えば、泥酔・セクハラ・バイオレンスなど他に迷惑をかけていて始末の仕様がない旅客、急病人などが搭乗していた場合など、「引き返し・緊急着陸」を含めて決断が必要になります。その際は、旅客を把握しているのは、キャビンですから「報告・相談・結論」ということが必要で、ティームワークがすべての「要」となります。
勿論、「航行中の故障トラブル」「爆弾・ハイジャック」などは、更なる緊張で臨むことになります。
良いキャプテンとは・・・・・。
あくまで「クルー」という内々の話となりますが、「ティームワーク」上「あのキャプテンは、いいねぇ。」とCA達からも人気になる「像」というものがありました。これは、今でも変わらないと聞いています。機長というのは、安全上は、機の最高コマンダーですから、その責任と権威は高いのですが、DUTY WORK とPRIVATE(私的感情)をきちっと区分けできる人。インターフォンで、CAに「ファーストクラスのフルーツをもってこい」などと命令口調でものを言うなんてことをしない人です。いつも、「旅客あっての航空機」という認識を忘れない人。コックピットからの挨拶、航路上の情報、遅延・タービュランス時のすばやい対応をアナウンスできる人です。英語については、クリアーでわかりやすく、聞いている仲間(CA)が恥ずかしくならない程度ですね。コックピット内はご承知のように物理的にも狭く、人間関係も「二人の世界」です。その上、究極の上下関係にあるわけですから、副操縦士の精神的プレッシャーは大変です。こうした「ヒューマン」な要素にも心配りができる人。到着後、旅客より早く飛行機を降りない人、民間航空として当たり前ですが、周囲への配慮を考える人。 などがあげられます。
~「高い」か「安い」か~
さて、「運航安全のかなめ」である「パイロット」の「仕事と生活」については、サイドから30年おつきあいしてきました私が、次回に触れてゆきたいと思います。
昨今、JALの再建策の中に、「パイロットの給与が高すぎる」という大合唱がありますので、「高いか、安いか」を利用者が判断する材料にでもなれば・・という気持ちです。
2007 02 14 [ニュースにひとこと] | 固定リンク
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2007.02.04
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~「快適って・・・」~
~TBSラジオ 「安住紳一郎の日曜天国」 でお話を~
2月4日、日曜日。TBSラジオ「安住紳一郎の日曜天国」にゲスト出演致しました。番組では「空の旅を快適にすごすために」という話題が中心となりました。
☆客室乗務員の「座席守備率」(編成数)は、きめ細かいサービスの決め手
☆旅客のマナーでサービスも変わる
☆搭乗機の機令と「安全性」
などをお話しました。30分の時間帯でしたので、いつもより突っ込んで「快適性 」について述べることができました。









