2006.08.29

ランウェー選択ミスで、離陸できず失速か!

~光野ご夫妻はじめ事故犠牲者の方々に、黙祷いたします。~

副操縦士を除き49名が死亡されたと報道されています。レキシントンは、トヨタなど日本企業も多く進出し、今回の事故の中には、日本人搭乗者が含まれており、誠に残念です。ここに、深く哀悼の意を捧げます。

~米コムエアー機墜落について~

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その後のCNN報道などでは、当該事故機コムエアーは、ランウェー(滑走路)を間違えて離陸にはいり、Take off 出来ないまま失速して墜落した模様です。NTSBの報道官によえば、管制官の指示は正しく出されていた(Ruway22ー2130m)が、当該機は、短いRanway26-1060m)を使用し、離陸に向かった模様です。

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なぜ、「こういう事態が起きたのか」は、生存者並びにボイスレコーダー、フライトレコーダーを通じての究明を待ちたいと思います。

~「ヒューマン エラー」だとすると・・・。~~

離陸時に、離陸すべきRanwayを間違えたということでは、2000年に台北で起きた事故があります。シンガポール航空のジャンボ機が並列した2本のRunwayのうち、工事中でクローズされていたRunwayを使用して離陸を開始、工事用の車両と激突、機は大破しました。84名の死者を出しました。この時は、台風交じりで天候が悪く、遅延に遅延を重ね、他の航空会社はフライトをキャンセルしていました。

「悪天候とわかっていても、遅延に対する旅客からのコンプレーン」、「なんとか自社の便だけは飛ばしたい」という航空会社地上係員からのプレッシャーなどを、背に受けて数時間待機していたパイロットは「あせる気持ち」でブロックアウト(出発)していったことは、容易に推測がつきます。また、この空港では、管制官が当該機を見とおすことが出来ないという条件も重なりました。

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結果として、ライトアップされている滑走路と工事中でクローズしている滑走路が平行して並んでいたのですが、このうち、あろうことか使用できない滑走路を選び、降りしきる雨と強風の中、離陸を開始してしまったのです。

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~日本の空にも警鐘~

さて、日本の空は、といいますと、昨年から今年にかけてだけでも、パイロットでは、「管制官の許可を得ずに離陸」や管制官では、「工事中の滑走路に着陸するようパイロットに誤って指示」などの例が起きています。下記の事例は、2004年からのものですが、ヒューマンなミスがいくつも含まれています。

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つい数日前にも下記のニュースが報道されています。

  JEX機、無許可で滑走路横断=停止位置の指示、聞き間違え-大阪空港

 大阪空港で先月26日、日本航空グループの「ジャルエクスプレス」(JEX)の旅客機が管制官の指示を聞き間違え、無許可で滑走路に進入、横断していたことが25日、分かった。管制官側も機側の誤った復唱に気付かなかった。ほかの機の離着陸に混乱はなかったが、国土交通省大阪空港事務所はJEXを文書で注意し、管制官全員にも口頭で注意した。
 同事務所などによると、誤進入したのは大阪発仙台行きのJEX2205便(MD-81型機、乗員乗客85人)。7月26日午後1時ごろ、2本ある滑走路のうち、駐機場から離れた側のB滑走路に向かうため、滑走路を担当する飛行場管制官の許可を得ずに、並行するA滑走路を横断した。
 滑走路への誘導を担当する地上管制官が、停止位置を「A滑走路手前」と指示したが、機長、副操縦士とも「B滑走路手前」と聞き間違えた上、副操縦士が間違えた内容のまま復唱したが、同管制官も聞き逃していた。
 また、本来は滑走路を担当する飛行場管制官の許可を得てから滑走路への進入が許されるが、機長らは地上管制官の許可で進入できると勘違いしていた。 
(時事通信) - 8月25日19時2分更新

航空の事故は、一瞬のうちにすべてを変えます、それだけの速度があるからです。

考えられないようなミスはなぜ起きるのか、「規制緩和」で緩められた安全のしばり、現場の人員削減などで一人ひとりにかかる負担が重くなるなど、本来、「『ヒューマン エラー』を徹底的に起こしにくくする環境が必要なのに、この点の整備は、大丈夫だろうか」ということについつい思いをはせてしまいます。 

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コメント

米国レキシントンの事故は、「ヒューマンエラー」による滑走路選択ミスだが、今日のIT技術をもってすれば「車のカーナビ」のように自機の場所はすぐわかるとおもわれる。元ANNのパイロットが定年で子会社の監査役になった人から聞きましたが、着陸は自動操縦でできるが、離陸だけはパイロット判断の手動でなければならないとのことでした。それならば滑走路誤進入は多いだけに、システムでロックをかける必要があると思います。アトランタの事故機はV1速度には達していたかも知れませんがローテシヨン速度にはいたらず無理やり操縦桿を引き起こしV2速度を得られぬまま当然失速したのではないかと思います。

投稿者: M.Hari

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