2006.07.07
依然続く「MD機」のトラブル
JALの株主総会も終了し、「日本の翼としての信頼を取り返す」旨西松新社長はじめ経営陣から宣言されました。
しかし、現場では依然JASからパスされた「MD機」をめぐるトラブルが続しています。
【新聞報道より】
<JAL機>油圧に異常、羽田空港に引き返す 松山行き
30日午前11時過ぎ、羽田発松山行き日本航空(JAL)1465便MD90が離陸後、車輪や羽根の操作を行う油圧システムの計測機器の数値がゼロを示し、同45分、羽田空港に引き返した。乗員乗客128人にけがはなく、後続便に振り替えて対応した。
JALによると、機体の右半分を操作する油圧に異常が見つかった。左半分の操作系にバックアップ機能があり、飛行自体に問題はなかったという。【奥山智己】
日航機 主脚の点検忘れ飛行41回 同タイプ、過去に事故
日航機の整備不良について、航空局の高岡信・技術部航空機安全課長から厳重注意を受ける日本航空ジャパンの遠藤寿一・整備本部長(右)=国交省で22日午後5時33分、手塚耕一郎写す
日本航空は22日、国内線で使用していたMD87型機で、左主脚の点検期限を10日間過ぎて、41回の飛行を続けていたと発表した。04年1月には、旧日本エアシステムのMD81型機で、同じタイプの主脚が徳之島空港(鹿児島県)に着陸直後折れる事故があり、国土交通省が着陸450回ごとの点検を求める「耐空性改善通報」を航空各社に出していた。同省は「整備に不備があった」として日航を厳重注意した。
日航によると、問題があった機体はJA8280機。日航は主脚の点検を含む整備を2月26日に予定し、担当者が現場の整備士に作業指示書を手渡すはずだった。しかし、担当者が2日前に準備作業を行う際、作業リストに記載されていた点検項目を見落としたため、指示書は渡されず、点検は行われなかった。
機体は今月11日、飛行回数が450回を迎えたが、主脚の点検が忘れられていることに気づかれないまま、羽田-北九州や伊丹-宮崎、秋田-札幌などの路線を計41回運航。20日になって、整備システムのコンピューターが警告を発したため、点検見落としが判明した。日航は運航を停止して主脚を点検したが、問題はなかったという。
日航では、昼間の作業は整備項目が少ないため、夜間作業で使っている作業確認表を活用しておらず、整備担当者のミスに気づかなかったという。22日から確認表を昼間作業でも使用するようシステムを改善した。
同じタイプの主脚を巡っては、徳之島空港の事故で乗客3人が負傷したほか、海外でも95年4月~03年10月に計4件の同様のトラブルが報告されている。
日本航空ジャパンの遠藤寿一整備本部長は「皆様にご迷惑を掛け、大変申し訳ない。早急に対応策を報告したい」と謝罪した。【長谷川豊】
(毎日新聞) - 3月23日10時12分更新
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