2005.10.19

             “ジェット ブルー”の秘密 

   ~コスト削減と人件費削減は同義語ではないと思うのですが・・・~

最近の航空界の出来事として、ノースウエスト航空とデルタ航空の破産(米連邦破産法11条/日本の民事再生法に相当法の適用)のニュースは、関係者に大きな衝撃を与えています。かつて「パンナム」「TWA」が倒産し、航空の表舞台にはなくなったことを鮮やかによみがえらせるものがあります。アメリカの大手エアラインが、「高い人件費と燃油費の高騰」を最大の理由として、破産法の適用を受けるべく、次々に崩れていっています。
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NW

こうした中で、"奇跡の着陸"で話題になった「ジェットブルー」正式には、Jet Blue Airways 社は、その斬新なポリシーの実行していることで、経営では、全米一のランキングに躍り出ています。

今回の事故でも、エールフランス社と同様、いかに「社員を信頼し、誇りを持っているか」を前面に掲げています。
この内容は、トラックバック していただいたブログ「Cassiopeia Sweet Days 」がいち早く指摘しています。

一連の事態の中で、あわてず騒がず、経営者が一瞬の間もおくことはなく、直ちに自信にあふれた声明を発する点についても、日本の航空経営とは違うということで、思わず感心をしてしまいます。

参考までに 「JET BLUE AIRWAYS」 のCEOニールマン氏ならびに掲げられた社のポリシーを紹介します。

“アメリカのエアラインが軒並み厳しい状況におかれている中で、
運賃が格安で、安全でgoodサービスができるの?まして利益まで上げられるのか?”
という質問をたびたび受けますが、こうお答えしたいと思います。

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JET BLUEは、

※資本が潤沢です。 
 従って、最新鋭の機材、機内には革製シート・無料衛星テレビ、迅速なチェックイン体制などを提供できます。
A320のフリート群 
 最新鋭のA320を揃えています。このため、信頼性が高いことはもちろん老朽機材に比   べれば整備に時間がか からず、逆に機材の稼動をあげています。また燃料もセーブできます。   
最強の社員
 社員は、厳しい訓練を受け、その一方最良のツールを使って仕事をしています。やる気とサービスの方向性をい つも的確に捉えています。
サービスの焦点
 当社に乗られた方は、その経験を、家族や友人に口コミで伝え、薦めてくれています。 これが当社の一番喜び とするところです。

さて、こうしたアピールを見てみると、JET BLUE社の戦略が当たっているという自信が垣間見ることができます。同時に、きわめてシンプルで具体的なのが特徴で、思わず、「なるほど・・」という説得性も感じます。

アメリカの中の航空会社間の競争は日本以上に熾烈です。
この中で、ハブ空港からハブ空港の輸送に徹する、国内線を戦場とする。などの基本的な企業方針のもとに、さらにこれをブレークダウンして、社員全体との一体感を持ちながら、品質を下げずにコスト削減を成し遂げている新たな工夫が見られるのではないでしょうか。

格安にしても、実収があがる、飛行機は新しくなんとなく信頼感を感じ、機内のハードウエアだけでなく、きめ細かいサービスに乗客は、サプライズの声を上げる、まさに内容で勝負という姿勢です。

次は、利用者にとっては魅力的でも、航空会社にとっては、バランスシートに載らない約束手形ということで、予測できない収入減となっている 「マイレージ」とは、このJET BLUE社は、どう対面しているかをお話したいと思います。
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