2004.12.17

『アメリカン』はコーヒーだけではない・・。

~JALの先祖は、NWだった~

「アメリカン!」といえば、薄いコーヒー、とうの昔に日本語化しています。最近のアッパーのヤングジェネレーションでは、「彼も、アメリカンだからねぇ・・・。」といわれると「わがままいっぱい」という意味になるようです。勿論「わがままブッシュ」を揶揄しているようですから、最近の若者も捨てたものではないと感じてしまいました。 さて、私達「団塊の世代」にとっては、アメリカンの象徴は『パパは何でも知っている』『ローハイド』『ジョン・ウエイン』『ベンハー』『プレスリー』そして『アイビーリーガー』なのです。私が初フライトでサンフランシスコに降り立ったとき、アメリカで最初に訪れたのがあのIVYの殿堂ともいえる「ブルックスブラザーズ」でしたから・・。
航空業界で言えば、特に日本では『Catch me If you can』の「パンナム」(=PANAMERICAN)こそが、豊かで、強い、アメリカの象徴のように感じていたものです。
しかし、歴史をひも解いてみますと、実は、日本の航空のルーツは、『ノースウェスト航空』にあるようです。
1951年、日本航空は、ノースウェスト航空とのチャーター契約を結びました。この契約は、日本航空の運航計画に基ずいて、NWが航空機、運航施設、パイロット、客室乗員、ディスパッチャー、整備員などを提供するというもので、まあ殆どおんぶに抱っこ状態のものです。
n00110 確かに、私がフライトを始めた頃、マニュアルはすべて英語でした。航空について右も左もわからない者に対して「なぜ、マニュアルまで全部英語でなければならないのだろう?」と人に言えない疑問を抱いていたことを思い出します。このルーツは、実はここにあった訳です。
さて、アメリカ国内では、今でこそ航空不況は、「9.11」「SARS」にその原因があるとされていますが、本当は、あの「PAN AM」が消滅した遠因となった「ディレギュレーション=航空規制緩和」にあります。アメリカ国内は、「誰でも運航できる航空会社」という状態になり、「運賃の安売り競争」が始まり、体力と「創意工夫」のできないエアラインは軒並み運航ができなくなってゆきました。「パンナム」「TWA」「イースタン」などいまや懐かしい名前になってしまいました。

さて、こうした厳しい競争に打ち勝ってきた「NW」は、現在、実に一日に約1500便を運航する世界第四位の航空会社として存在しています。そして、ファーストクラスを設けず、良質な「ビジネスクラスとエコノミー」で勝負する戦略に、磨きをかけて「ワールドビジネスクラス」の一新で攻勢に出ています。旅客からは、アメリカのエアラインは、機内初めグラウンドでもサービスが今ひとつ」という厳しいコメントが出されてきた中で、
日本の顧客の心をつかむことができるでしょうか。次回は「ワールドビジネスクラス」とは?ということで触れてみたいと思います。


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B-747-400 機影

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