2004.11.16
「楽天」は、ここまでやって欲しかった!
(51)
~「任天堂マリナーズ」ではないように・・・。「楽天」も~
「楽天」がついに、東北の雄都「仙台」をホームとして、プロ野球球団を持つことになりました。GMに任命されたマーティー・キーナート氏は、これまで日本のプロ野球機構に対して、相当手厳しいものの、建設的な批判を込めた評論を展開されてきました。中でも私のお気に入りは、「いくらスポンサーありきでも、最後までTV中継をしないなんて考えられない。ファンを馬鹿にしている。」というもので、思わず、「そうだ、そうだ!」を連発したものでした。このように、胸のすくような指摘の数々で、私も大ファンの一人でありました。楽天三木谷社長が、こういう方を球団の要所に充てる采配ぶりは、「日本の野球が変わっていく」という点で、大きな期待を寄せるものです。また、最近でも、各球団から選手の供出を求めるエクスパンション(拡張)ドラフトの開催を実行委員会で訴えるなど精力的な動きを展開し
ています。
さて、私は、長い間メジャーリーグに慣れ親しんできたせいかも知れませんが、日本プロ野球では「球団名に企業名がついている」ことがずっと、気になって仕方がありませんでした。MLBの場合、「ドジャース」が売却されても、「ブルックリンドジャース」から「LAドジャース」に変わっただけで、あくまで「どの街をホーム」にするかのやりとりです。その土地土地の市民との結びつきを最も大事にしているように思えます。あのイチローの「シアトルマリナーズ」も「任天堂」が経営上大きな力を持っていると聞いていますが、「任天堂マリナーズ」となったこともなく、そういう動きもあったとは聞いていません。
企業名を冠につけることが、企業イメージを上げ、宣伝効果も絶大であるというのは良くわかりますが、MLBに較べて、日本プロ野球の格調を著しく下げているように思えます。また「本拠地での市民との結びつきを球団経営の中心に置く」「黒字経営への道は、ここからはじまる」ということに確信を持てていない証明ともいえるのではないでしょうか。
「日本プロ野球の革新」をも目指す、「楽天」は、この点でも大胆に行動して欲しかった思いが募ります。球団に冠などつけなくても、いや、「あえて、つけない」ことのほうが、先進的開拓者としての「名誉」を独り占めにし、その「奥ゆかしさのかっこよさ」の効果は絶大なものであったろうと推測いたします。
この点については、勝手ながら誠に残念至極でありました。
「東北イーグルス」の健闘を祈ります。
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