2004.10.15

星降る夜に!(49)「花は、華です。」


「花は、華です。」
 ~とりわけ、はるか空の上では、・・・。Smell Hawaii♪♪~

秋になると、「なぜか、もの思いに浸りたくなる。」と言われていますね。
これは四季の区別がくっきりとしていること、それぞれの季節が等分に近い長さがあるという点で、日本の気候が生み出した「情緒感覚」に違いないと思えます。

先日、「秋の七草」のお話をいたしましたが、1万メーター上空の空の密室の「花」のお話に触れてみたく
なりました。機内の湿度は、殆どゼロにも近いのではないかと言うほどに乾燥しています。濡れたおしぼりは、10分程度でカラカラと言うのは皆さんが良く見る光景だと思います。

さて、こんな環境で「花」の存在は、あったのでしょうか。ありました、ありました。
ハワイ線の日本への帰便では、かつて「レイバッグ」と言う物が搭載されていました。言い方は大げさですが、単なる「透明のビニール袋」です。ホノルルの空港で「レイ」を首にかけて乗り込む旅客が大変多かったのです。機内では、離陸までの間、オーキッド、ピカケなどなどの香りがいりまじり、「もっとハワイにいたいな」の気分を盛り上げていました。ハワイの思い出とともにその「香り」を持ち帰りたい、レイを長持ちさせたい、の気持ちが強くなるのも当然
です。そこで登場するのがくだんの「レイバッグ」です。
ほんの少し、ビニール袋に水を入れて「レイ」を入れます、これで不思議と長持ちしたものです。当時は、皆さん家にまで「レイ」を持ち帰られた方も多かったようです。持ち帰られない方は、「CA」にプレゼントしていましたから、ハワイフライトでは、CAは無料でたくさんのレイをお土産にできたものです。
念のためですが、「レイ」と言っても植物検疫はありますから、やや面倒ではありましたが・・。

かつてのホノルル搭載の機内食のトレーには、エコノミーといえども、紫色の「オーキッド」が一輪ずつ、添えられていました。食事サービス終了後は、ちょっと気の利いたCAは、これを集めて、グラスに浮かして機内の各ラバトリー(トイレです)にそっと飾っていたものです。

111.jpg
さて、かの「ファーストクラス」ではどうだったでしょうか。DC-8やB747の導入当初の頃は、各座席とは別にクラス専用の「ラウンジ」がありまして、ここには「常に」花が飾られていました。
この名残は、今でも「ファーストクラスのラバトリー」にだけ、かろうじて「花」が飾られていることにつながっているようです。

どこの場面でも、「花は華です。」 忙しく立ち回る私達に、「心の余裕」を持たせてくれるものではないでしょうか。

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