2004.09.20

「新撰組」にきらり・・!

 (46)


「新撰組」にきらり・・!

~さすがに「三谷幸喜」さん、面白い~


新撰組は、歴史上から言えば悲しいヒーローです。
徳川幕府の300年の支配体制にあちこちにほころびが出て、客観的には変わらざるを得なくなった時、支えるためには、もはや、かつての力はなく、本気で命がけで「革新の莫大なエネルギー」に棹差したその側面は、悲しさがつきまといます。三谷さんは、その素材をいろいろな角度で命を吹き込んでいるようです。
例えば、主役クラスはすべて演技力十分かつ、はつらつとした俳優陣で固めていること、近藤勇役のスマップ香取慎吾君でさえ、重厚な演技に立派になじんできています。また、台詞まわしが口語体中の口語体、現代の若者のしゃべりを品格を保ち、いやみのない程度に取り入れていることなどが「チームワークの楽しさ、時代劇への意外感」を誘っていると思います。

さて、最近特にこれはすごいと思ったものをひとつ。
9月19日放映の「薩長同盟締結!」のひとコマです。
幕府から新撰組の身体検査、刀きずなどの応急手当指導などのために派遣された、「西洋医学所頭取:松本良順」のセリフなのですが、長州征伐に赴こうとしている近藤に「行くのはおやめなさい。」と説きます。

「企みがあるということだけで、何の証しもないまま、一国を攻め滅ぼそうとしている。こんなことがあっていいのですか。よその藩が次ぎは自分だと疑心暗鬼になる。」と発し、「これは、病人とおんなじだ」でつなぎ、
「ひとつ無理をすれば必ず次の無理を引き起こすことになる。」と結んでいます。
聞く人視る人によって捉え方に違いはあるものと思いますが、私は、まさに強烈なブッシュ政策批判で知られた映画「華氏911」の新撰組バージョンと受け止めました。
さて、視聴された皆様は、何を感じられたでしょうか。

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コメント

お久しぶりです、登呂原人です。
待ってました、『新撰組』尊王、攘夷、佐幕だ!そんな物は俺達には関係ねえと土方歳三【別名:内藤隼人】が言ったかどうか、
ある時期から、伊東甲子太郎の影響か思想的なものの考えをし出した近藤勇【別名:大久保大和】
でもでも、私が一番関心が高い人物は新撰組、諸士取調役兼監察、吉村貫一郎殿であります。
浅田次郎先生の『壬生義士伝』聞くも涙、読むも涙の物語、親子二代、父:吉村貫一郎、長男:吉村嘉一郎、次男:吉村貫一郎【母のお腹の中にいる時に父、貫一郎は南部藩を脱藩そのため父の顔を知らず、母が父と同じ名をつけた】の生き方、
何処かの学校で推薦図書とすべき内容、すさんだ現代に何かを投げかける作品と思います。
『新撰組』の事になると見境の無い私、訳の分からぬ文章を『おもさげなござんす』【南部べん:申し訳ありません】
スーパーで『新鮮』の文字にも反応してしまう自分が情けない、
仕事の関係上テレビは時々拝見という状態です。
見たかったのは、士道不覚悟での山南敬助の切腹!これだけは見たかったのですが、残念見れていません。

投稿者: 登呂原人

新撰組、西郷隆盛・・・いづれもその時代には存在の必要、必然性があった、悲劇といえば悲劇であるが、それぞれ己の生き方に悔いはなかったと思えます。
ただ西郷隆盛の薩摩藩に関し、薩摩藩の隣の秋月藩から上杉藩に養子に入った鷹山の次の言葉が私の頭にのこっています。薩摩藩は財政が厳しく、下級藩士に実質農民の暮らしを強いていた。これは、普段は農民として働き、身分は武士というものでした。
問題はそういう下級武士を郷士と称していましたが、いけないのは郷士自ら「上級郷士と下級郷士」に身分を分けたことです。鷹山は上杉藩の財政の建て直しに成功した名君です。その鷹山が薩摩藩に関し「あの藩は、人が人の下に人を造りつづけている」という言葉です。天は人の上にも下にも人は造らないのです。今の日本は如何でしょうか。

投稿者: M.Hari

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