2004.09.17

星降る夜に!(45)秋は、冬の前触れ

 

~四季を感じられるしあわせ~

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台風の集団が通り過ぎ、猛暑酷暑残暑も、やや陰りを見せてきました。人それぞれですが、私は街頭の「赤い羽根共同募金」がはじまると秋を感じてきたものです。仕事がら30年の空白がありましたが、最近は、花の移り変わりで「秋」を感じるようになってきました。道ばたに咲く「萩の花」を見てふと秋の七草ってなんだったかなあと思い立ちました。恥ずかしいことながら全部上げることができず、山上憶良さんの詠う歌を調べました。
「萩の花 尾花葛花 なでしこが花 をみなへし また藤袴 朝顔が花」(万葉集 巻八)でした。
現代的に言えば 山萩 、すすき、葛、撫子、女郎花(おみなえし)藤袴、そして桔梗ということになります。いま、都内ではこの野草の7つを見つけるのはかなり難しいそうです。

さて、七草の名前が挙げられないということは、我が祖国「ニッポン」のことをよく知らないというひとつの断面だと深く思っています。何十カ国にも飛んで行き、いろいろな風景や文化にも触れてきましたが、果たして数回数十回訪れたことで本当にその国のことを理解しているのだろうかとも思えてきます。
ただひとつ、これほど「四季」というものがはっきりしている地域は、日本をおいて他にないのではないかという確信のようなものを得ました。多くの国や地域を訪れた成果かもしれません。
比較できるという点でです。
また、何をいまさらと思われるでしょうが、気温や風物で、「四季を感じる」というのは、日本に住むことの有難さであり、また、あわせて素晴らしい文化をはぐくんでいると思います。俳句や連句での「季語」を見ても、季節にまつわる一言のキーワードで諸事万端を尽くすことができるのですから・・・。なんとも繊細微妙の極致です。地球的に日本の位置を考えると真に「四季」を味わうのには格好の位置取りです。

ともあれ、涼しさが肌に感じられるこのごろ、向こうのかなたに既に「冬」がスタンドバイしているように見えてきます。
海外への旅行の合間には、わが「ニッポン」の奥深い良さにも触れてみるのも、一興です。是非お勧めしたいですね。

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