2004.06.25
星降る夜に!(34)やむを得ないとはいえ・・。その6
~「スペース」なくして「快適」ナシ~
ロングレンジのフライトでは、「カイテキ」「気持ちい~!♪」のオリジンは、やはりなんといっても「スペースをどのくらい取れているか」でしょう。10時間以上閉じ込められるスペースが「物理的」に人間として我慢できる限界を超えていたら、たとえCAのサービス(接客対応)が完璧に近くても、どんなに「アウトルッキング グッド」 のCAに出会えても、効果は薄いものとなることと思います。
さて、これは国内線(つまりショートレンジ)のことなのですが
今、JALとANAは、国内線の「サービスポリシー」で真っ向からぶつかっています。JALは、これまでのスーパーシートを廃止し、これに変えて6月1日より、「クラスJ」という座席の導入を決めています。普通席運賃プラス1000円(スーパーシートはこれまで5000円だっった。)となります。
従って、これまでの「スーパー」のサービス(軽食、スリッパ、上着預かり、手荷物優先引渡しなど)はなくなりますが、同一機内で言えば、「少数特別の旅客より、多くの旅客にゆったりスペースを!」ということとなり、コンセプトの変更です。これに対し、ANAはいわゆる「スーパーシート」を存続してゆく方針と発表。国際線で言えば、「ファーストクラス」は、儲からないが、「エアライン機内サービスの顔」をはずすわけには行かないという主張です。
国内ライバル社が、この種のサービスでそれぞれのコンセプトで張りあうというのは、異例のこととなっています。それにしても、この問題も、「スペース問題」をどう考えるかにポイントがあるといえるでしょう。
話を元に戻すと、「スペース」とはなにか?具体的に表現すると「座席幅」と「座席周りのスペース(ピッチ)」「リクライニングできる角度」というところですね。エアラインの優劣はひとたび横に置いておくことにして、エコノミー(EY)/ビジネス(C)/ファースト(FR)の比較では、「天国と地獄」を見るようなのです。詳しくは、下に書きますが、例えばピッチ、つまり座席の前後間隔は、FRとEYでは1メーター50センチも違うのです。またリクライニングもFRは180度とフルフラット、EYは、せいぜい120度前後です。
何度もロングレンジのフライトを経験すると、この違いを思い知らされることになりますね。「ファーストクラスは、及びもないが、せめて乗りたやビジネスクラス」という嘆きがあちこちで挙がってくるのもうなずけます。
機内のスペースは、そのまま「エアーフェアー」のちがいでもあり、ヨーロッパ線なら、FR席往復で約140万円、EYで10万円台ですから、庶民にとっては「う~ん!!」と絶句です。機内サービス要員の配置もこれに沿って変わるわけです。
機内は、「究極の差別の世界」とも言われるゆえんです。
座席ピッチ EY:79~86.4㎝
C:121~130㎝
FR:211㎝
座席幅 EY:43~44㎝
C:48~52
FR:51~53
リクライニング
角度 EY:108~128°
C:133~147°
FR:180°
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