2004.02.22

星降る夜に!(21)狭い機内で、どんな風に「ひと休み」しているのでしょうか

~乗員のレストとファシリティーその1~

「乗員の方は、いつ休むんですか。」
「休む場所はあるんですか。」
これは、かつて、旅客の皆さんからよく聞かれた質問でした。
そこで今回は、この辺を少しひも解きましょう。

まず、パイロット(コックピット クルー、略してC/C)にしてもキャビンアテンダント
(略してC/A)にしても、「フライトタイムが短い国内線では、交代で休むという形態はない。」と考えていただいて結構です。該当するシチュエーションは、「国際線」それもフライトタイム(飛行時間)が少なくとも6時間以上の場合といえるでしょう。航空会社の規定(労使間の協定)によって多少の差は、でてきますが。

長時間を飛ぶということでは、つい最近2月3日のことですが、「シンガポール航空は、シンガポールとロサンゼルスを16~18時間半で結ぶ、飛行時間が世界最長のノンストップ便を就航させた。」というニュースがありました。

これまでの世界最長は米コンチネンタル航空の香港―米ニューヨーク便の15時間半といわれています。日本からですと、成田/ニューヨーク間が往路復路で違いますが、ニューヨーク/成田では、14時間を超えるロングフライトでこれが最長です。
シンガポール発ロサンゼルス行きは16時間、ロサンゼルス発だと約18時間半にもなります。機体はエアバスA340―500を使用して、乗客が疲れないよう、座席を通常より少ない181席に減らし、ゆったりとしたつくりにしたとのことです。

さて、この場合、この超長時間フライトの操縦をするC/C、絶え間ないサービスを求められるC/Aは、どのような形で休憩をとるのか、また交代をとるのか、またその場所はどのように確保されているのか、実は、私にとっても大変、興味と関心を抱かせる問題です。なぜなら、「居眠りなど考えられない、という操縦室内の環境-C/C」「いつでも機内の変則事態にこたえられる気力と体力-C/A」などが保障されてはじめて
「フライトの安全と快適」は支えられる訳ですから。
長くなりますが、この予告編ともいえる状況をご存じないと「機内の世界」は垣間見ることができません。

さて次回からは、航空機材の革新によって、フライトタイムが伸び、機内の様子がどう変わってきたのかにも触れながら、変わってきたフライト「リアルな実態」をお伝えしてゆきましょう。

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