2004.01.17

星降る夜に!(17)「マグダネル・ダグラス」と「ボーイング」そして『エアバス」

今週は、ヒコーキ好きで、旅なれている読者の皆さんにちょっとお話をしたいと思います。
新年早々、JAS機の事故がありましたが、あれはマグダネルダグラス社(現ボーイング社なのですが)のMD-81、あるいは87シリーズでした。エンジンも2発で主に近中距離用の仕様です。私が、JALで青春を乗務したのが、マグダネルダグラス社の長距離仕様4発エンジンのDC-8シリーズでした。(30,50,62,61シリーズなど)
ジャンボ機を数多くフライトした後でも、乗務員にとっては、使い勝手のよさという点で今でも、「名機」だったと思えます。この頃、パンナムはじめアメリカ大手各社はボーイング707を使用しており、収容旅客数もファースト/エコノミークラスで130人程度で拮抗し、使用機材としては世界を「B」か「DC」で二分していたものです。エンジンはちなみにプラット&ホイットニー社のものでした。ダグラス系統で、今も国際線で活躍しているのが、「DC-10」「MD-11」です。どちらも足は短い(航続距離)ほうですので、DC10は東南アジアが中心ですが、ハワイにも行っています。
MD-11 は、成田/チューリッヒ、クアラルンプール、シンガポールなどに飛んでいます。ただしMDでヨーロッパへいく場合、後発のジャンボ新鋭機747-400には先着されてしまいます。

そして今、世界の民間航空機シェアーの争いは、アメリカの巨大企業「ボーイング」とヨーロッパ連合「エアバス」にしぼられているといっても過言ではありません。
かつては、ボーイングが大量輸送の大型化、エアバスが「小回りの利く中型小型、と「スピード追求のコンコルド」の路線でしたが、いまや逆転現象も起きているといわれています。不況に対処するには、地方空港からハブとなる大都市へのフライトに需要が高まっています。
これは中型機が搭乗率が低い時でも経済効率がたかいことが大きな要因です。もちろん運航上のハイテク化も進み、ボーイングでは、737,767、そして究極のハイテク機といわれている777が活躍、エアバスはA-300シリーズ。

さて、旅客の快適性の点で、ジャンボ機と中型機との決定的な差は、天井の高さにあると思います。これは只でさえ長時間閉じ込められてしまう機内での閉塞感を、大きく開放してくれることになります。
また、一見無駄なスペースとも見えるユーティリティーが心をほっとさせます。
客室乗務員から見ると、概してジャンボ機以外は、ギャレーが狭かったり、裏方仕事の横が旅客の通路になっていたりして、使い勝手が悪い!と不人気となっています。コンパクト化するということは、無駄なスペースをなくするということですから、旅客からも乗務員からも余裕を奪っていっているともいえます。

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