2003.11.14

星降る夜に!(10)「寒さ」の中にもロマンあり

~スターダスティーな夜~

そろそろ、冬の到来。かつてバブルのころには、日本の街なかでもよく見かけた毛皮のコートは、気のせいか最近はあまり見ない気もします。

もっとも、薄いドレスにコートをふわりと装う感じで、リッチな階層の冬のパーティーには欠かせないステイタスシンボルとしては、あり続けていることとは思いますが・・。

さて、私がヨーロッパやニューヨーク、シカゴ、アラスカ、ロシアで接した初めての冬は、半端な寒さではありませんでした。その寒さは、零下の外気に加えて、風が吹きつけたりすれば、「毛皮とは、必要から生まれた衣料そのものだ。」ということをしみじみ思い知らされたものでした。

winter_jfk.jpg

ロシアでのこと(その頃はソ連でした。モスクワです)夜も頃合の時刻、外をぶらりと歩こうとコートにマフラーでホテルをでた私は、ものの50メーターも歩けずにあわててユーターン。零下も十数度。鼻毛は、瞬間に凍りつき、あまりの寒さで頭が痛くなったのでした。

日本でスキーもこなしていた私でしたが、山のゲレンデでもこんな感触は体験したこともなく、まさに驚きでした。

後に知ったことですが、ロシア人のあの毛皮の帽子は伊達ではなく、脳をフリーズさせぬためということで、うなずくこと深いものがありました。

外に出られない私は、荘重な構えながらあまり便利ではない「ホテル ウクライナ(当時は一流でした)」の窓越しに空を見上げておりました。すると、雪もふっていない空に、ちらちら・きらきらするものが見えます。

なんと、空気が凍って、ライトを受けるときらきら光るのです。アラスカのアンカレッジで再びこの光景に出会いましたが、誰かが、「スターダスト」と呼んでいました。

たとえ、一人で寒空にこごえても、ロマンの香りは、味わえるものですね。

人気blogランキングへ

コメント

コメントを書く






トラックバック

この記事に対するトラックバックのURL:

この記事へのトラックバック一覧です:

Copyright (C) 2001 - 2004 Hideshima Issei All rights reseved.