2003.10.16

「マニフェスト」に想う

~「O(おー)」がないだけで、おーちがい~

マニフェストは、「MANIFEST」であり、私にとっては、30年の愛着があります。

飛行機の出発(離陸)間際は、一瞬一瞬に運航関係者の緊張がみなぎっています。
到着した飛行機を次の出発へむけて整備、短時間・集中型の機内清掃、CIQ(通関・出入国管理・検疫)を通過した乗客を、飛行機に搭乗させる、航空貨物・チェックインバゲッジの搭載、食事・飲料の搭載、搭載物管理(ウエイト&バランス)などなど各担当者が「定時出発」へ向け、忙しく立ち回ります。
 一方で、コックピット(運航乗員)は、機体内外の点検、コックピット内でフライトの準備に入っています。客室乗務員は、各セクションからの報告を受け取り、管理し、最終的に、「機長」に報告します。あとは、管制官からの離陸許可を待って、ready to take off になります。 
さて、ここで「MANIFEST」とは、(航空機の)積荷目録のことです。
旅客の場合は、パッセンジャー マニフェスト(パッセンジャー インフォメーションともいいます。)
貨物の場合は、カーゴ マニフェスト です。
ついでに言えば 積荷全体の目録のことは、ジェネラル デクラレーション、燃料と積荷の重量と積載場所 のことを、ウエイト エンド バランス といいます。
チーフパーサー(DC-8のころは、パーサー)として、毎フライト、必ずおつきあいしたのが、「MANIFEST」でした。

さて、最近のはやりの「マニフェスト」は、語尾の発音がちょっとちがうほか、スペルも「MANIFESTO」で「O」がついており、その意味も、「宣言」とか「声明書」のことをいいます。ここから「政権あるいは政党の公約」に使用しているようです。
先日、NHKの番組「明日を読む」では、マニフェストは、もともと積荷の目録のことと言っておりましたが、MANIFEST と MANIFESTO は、明らかに違うと思うのですが・・。

「政党」たるものが国民・選挙民に対して、政策を明らかにしてその実行に邁進することを、おおやけに約束することは、議会制民主主義では、当然のことであり、いまさら言葉を横文字にしたからといって、目新しいかのようにクローズアップする昨今ですが、これは、国際的視野に立った場合、やや異常のような気がします。

ともあれ、世界から、三流といわれ続けてきている日本の政治・外交も、国民の前に「具体的公約を示す」ことを迫られてきたことは、「一歩前進」と言えるのかもしれません。

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投稿者: loachaxibibra

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