2003.04.30
「イラク攻撃」と「SARS問題」でJAL・ANAだけで1000億円の減収!!
~心配です。~
日本政府は、「もし、イラク攻撃が実行されると、民間航空ではどんな事態が起きるか充分予測できていたはずです。しかし、残念なことにアメリカのイラク攻撃に反対の意思表示も出来なかったばかりか、逆にその正当性を説く側にまわってしまいました。
「SARS感染」問題は、予測できないやむを得ない事情ですが、
イラク攻撃の問題は、航空会社の大幅減収減益、セキュリティー対策費用の増大という事態となって、跳ね返る事は当然予測できただけに、日本という国が何とか攻撃を思いとどまらせる力になれなかったのかと悔やまれます。
4月20日から、アメリカでは、
民間航空のパイロットが、ハイジャックを防ぐためにとして、ピストルで武装出来るようになりました。このことは、アラブ社会から根の深い恨み(イスラエル・パレスチナ問題の解決に消極的姿勢の上に、イラクを先制武力攻撃した)を買っているのではないかとテロへの強い不安を示すとともに、事態が起きれば「力」で解決するという現アメリカ流を端的に表わしています。
しかし、アメリカ国内でも、「利用者・航空関係者」の間では、「銃を逆に奪われる恐れがある」と根強い反対もあります。
国の政治外交のあり方ひとつで、民間航空の存亡を問われることになるだけでなく、もっと手前には、航空会社としては、減収分は、直ちに、航空運賃の値上げで補おうと、また、利用者からは見えにくい部分ですが、多少の安全性は低下もやむなしと整備やパイロットへの合理化、空港カウンターや機内サービスの引き下げ等コストダウンで、カバーしようと、動き出す傾向にあります。
いずれにしても、「利用者」に「高い運賃・安全性/快適性の低下」という形の”つけ”が、回ってくることを憂うるものです。
【参考ニュース】 航空事情第114号4/28より国内大手2社 イラクでの戦争とSARS感染で減収1千億円超
イラクでの戦争と重症急性呼吸器症候群(SARS)感染拡大の影響で、日本航空システムと全日空の大手2社の減収が、2003年度の当初計画比で合わせて1,000億円を超える見通しとなった。両社とも中国路線を中心に大幅な減便を余儀なくされているが、SARS感染の影響は半年近く続くと見込んでいる。
国際線の比率が高い日本航空システムは大幅な減便となっており、5月の供給座席数は当初計画比で21%の減少となっている。4月からの約半年で約900億円の減収を見込んでいるが、減益分は600億円を超えるとみられる。2001年9月の米国への同時多発テロ事件の影響による減収額は約1,100億円だた。
全日空の供給座席数は計画比の3%の減少で、減収は200億円強となる見込みとしている。2003年3月期決算の業績予想は、日本航空システムが連結売上高で2兆700億円、全日空が同1兆2,250億円としていた。
コメント
My husband and i came here since this particular website has been tweeted by a lady I was following and i am really I made it here.http://www.jocuricamioane.net/
投稿者: arravyHit
コメントを書く
トラックバック
この記事に対するトラックバックのURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/26612/444718
この記事へのトラックバック一覧です:
Copyright (C) 2001 - 2004 Hideshima Issei All rights reseved. p>
航空評論家 秀島一生のblog