2003.02.24

ドラマ「GOOD LUCK」を見て所感!(1)

ドラマ[goodluck」の所感をいくつか。(2月/23日放映)

フライトプラン作成時、不測の事態に備え、必ずオルタネート(代替)の空港がセットされています。この場合、北京から帰着時、新千歳にということで自然です。また、国際線の場合、最終的にNARITAに戻ります。通関、イミグレイションの問題もありますので・・。よくある例としては、羽田にいったん着陸、霧の晴れるのを待って、NARITAへ戻るケースです。
そして、安全第一の問題ですが、航空会社としては、無理をしてでもとは、決して言いませんが、
「安全も大事だが、コストマインドも大事」と言うことを、有形、無形にパイロット、整備、客室など現場部門にプレッシャ-をかけています。
こうした状況下では、ダイブアウト(ダイバージョンともいいます)をするとホテル代、初め種々の経費、翌日以降のシップローテーションの狂いなどでコストは、かさみます。
こうしたことを考えると、パイロットの判断は、大変難しいものになります。

 1977(昭和52)年9月27日夕刻、羽田発マレーシア・クアラルンプール経由シンガポール行き日本航空715便DC-8-62型(JA8051)が、クアラルンプール空港に着陸進入中、空港手前7.7Km付近にある郊外のゴム園(標高約80mの丘)に墜落した。
 この事故で乗員乗客のうち34名が死亡し、44名が重軽傷を負った。
 事故当時、空港周辺は悪天であり、VOR/ADF進入を行っていた。事故原因としてマレーシア民間航空局は機長が滑走路を視認することなく最終決定高度以下に降下したこと、この点について副操縦士が是正を要求しなかったことなどを指摘した。

この事故については、 当時他の航空会社はクアラルンプール空港への着陸は危険として、ほとんどが、シンガポール空港へダイブアウトしていた中、日本航空機は激しいシャワーレインの中アプローチを敢行したものだった。

最近では、中国国際航空機墜落事故 釜山・金海空港 2002.4.15 がありますがこれも天候特に風が着陸を難しくしており、当該航空機以外は、他の空港へダイブアウト、あるいは、釜山へのフライトをキャンセルしていたと言う事態でした。

このように、無理を重ねると乗客を危険な状態におくことになります。ドラマののなかでの、キャプテンの判断は、まず新千歳にダイブアウトし、フュ-エル(燃料)を充分サプライした後、NARITAへのアプローチを行っており、安全確保の上で正しい判断と感じます。

次にこうして必死のフライトを終えてきたcaptain、coーPIが遅く帰着したからと言って、「約束をすっぽかされた。」という黒木瞳さん演じるチーフC/Aの発言は、同じ航空機で命をともにする職種の方の発言とは思えません。
また、女性整備士の対応も、[本当に、ご苦労様!」と言うぬくもりが感じられず、逆に、命を常に的にして働いているフライトクルーと整備の現場の一体感の希薄さを表わしているのでしょうかと深読みをしてしまいす。
まだまだ、ありますが、とりあえずこの辺で・・・。

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